夕べ、テレビのスイッチを入れたら竹内まりやの「人生の扉」のPVが流れていた。人生を謳歌する前向きな歌詞とまりやらしい音楽、そしてまりやらしい歌声を久しぶりに聴いてホッとした気分にさせられた。
先日のショート・セミナーで、コミュニケーションにおいて「言葉」は目線や触れ合いに比して重要ではないというような話をした。あくまで極論である。多少勘違いされた方もいるかもしれないゆえ敢えてここに真意を書く。人間関係において、眼力とボディタッチと言葉は同等に大事な要素である。ただ、中でも「言葉」こそが曖昧で誤解を生みやすいものだということをお伝えしたかったということが実は正しい。「言葉」の使い方を誤ると問題が生じる。人間関係にも支障を来す。それゆえ一般的にわかりやすい言葉を使い、相手が理解しているかどうかを逐一確認しながら話を進めていくことが理想なのである。そう、相手を察し、きちんと理解してもらえているのかどうか確認することが大事なのである。
良い歌を書くアーティストは「言葉」の使い方に極めて長けている。心に直截に響くフレーズを創造してくれる。竹内まりやはその点で明らかに天才だといえる。
バンドの演奏もまりやの声もライブとは思えない完璧さ。それでいて息遣いまでもが聴こえてくるほどのリアル感と観衆の熱狂。18年ぶりの生まりやにその時のオーディエンスがいかに狂喜乱舞したかが手に取るように伝わってくる。特に、夫山下達郎とのデュエットLet It Be Meは秀逸。名盤である。
ひとりの歌姫の熱唱を耳にして、つい10年ほど前に流行ったもうひとりの歌姫の歌声を聴きたくなり、棚から引っ張り出してきた。
オペラのアリアをポピュラー調にアレンジしたアルバム。クラシック音楽のもつ重厚感、近づきにくさを削ぎ、万人に好まれるようにアレンジされた楽曲作り。
根っからのクラシック好きには敬遠されるかもしれないある種の「軽さ」が特長。しかし、これはこれで良い。クラシック音楽の裾野を拡げるという意味では一役買ったのだろうと思うから。
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
「人生の扉」、いい歌です!!
>雅之様
おはようございます。
コメントいただきありがとうございます。
申し分なく良い曲ですね。