蒲公英(たんぽぽ)の綿毛

schuz_geistliche_chormusik1648.jpg3ヶ月ぶりにMさんのトリートメントに行く。毎々そうだが、終わったあとは心身ともに爽快で、常に新しい発見がある。
今日は、いくつかアドバイス&メッセージをもらった。
エネルギーの状態が良くなっている。まずは「枠」がなくなった感じ。そして、比喩をするなら「蒲公英(たんぽぽ)の綿毛」のような柔らかくて軽いエネルギーだと。
そういえば先日の「預言カフェ」で言われたこととあわせて考えると納得がいく。
「預言カフェ」では、「遠くにいる人たちがあなたの近くにやってくるという時期。今まで自分にとって手が届かないと思っていた場所、コネクション、情報や物事がもっと近くに引き寄せられてくる時」というようなことを言われた。
蒲公英の綿毛は微風に乗せられて遠くまで飛び、花を咲かせる。あとは「微風」が吹くのを待つばかりか・・・。

友人のすすめで「クラシックでわかる世界史(西原稔著)」を読んでいる。もともと、時代背景や作曲家の人間性をとらえながら音楽を聴くことが好きな性質なので、とても面白く読める。特に、中世・ルネサンス期は宗教(カトリック、プロテスタント、国教会など)闘争が背後に存在し、作曲家に直接に影響を与えている。マルティン・ルターのいわゆる「宗教改革」後のドイツ30年戦争と同時代をまさに生きた作曲家ハインリヒ・シュッツ。J.S.バッハのちょうど100年前に生まれた彼は「ドイツ音楽の父」であり、その作品は悲惨な時代の痕跡をよくとどめており、その意味で逆に心を洗われる清澄な調べをもつ。

シュッツ:キリスト降誕祭のモテット集・教会合唱1648年
ルドルフ・マウエルスベルガー指揮ドレスデン・フィルハーモニー
ドレスデン十字架合唱団

キリスト降誕祭とはすなわち「クリスマス」のこと。今では12月25日がキリストの誕生日だと認識されているが、実際のところは不明らしい。おそらく当時のローマでは太陽神を崇拝する異教の勢力が絶大で、その太陽神を祭る祝日が12月25日だったからという説が濃厚なようだ。そもそも僕はキリスト教徒でも何でもないのでこのあたりはあまり得意でない話なのだが、なるほどと頷けない話でもないところが面白い。
そう考えると、ハインリヒ・シュッツのこの音楽は「太陽」のように人々にエネルギーを与えてくれる明るく大いなる調べであるように感じられる。
すでに録音から45年が経過しているものの、マウエルスベルガー率いるドレスデン十字架合唱団の歌声も見事なハーモニーを奏でる。

※あともう一つMさんが見たビジョン-「たくさんの様々な椅子」、どういう意味だろうか?

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