10年前、まだ同時多発テロが起こる前のニューヨークに、当時面倒をみていた学生たちと旅をした。確か2度目のニューヨーク滞在だったと記憶するが、街の至る所が活気に満ちていて、食事をしても音楽を聴いても、あるいはウィンドー・ショッピングをしてみても、とにかく刺激的で、もうしばらくここに居ついてもいいのかなと思ったほどだった。
酷寒のニューヨークでは、いつものようにVillage Vanguardを訪れた。運よく電話がつながり、予約しておいたから良かったものの、オープン直前に行ってみると既に数百メートルの列ができていた(後からわかったことだが、この列はセカンド・ステージを待つ人たちだった!)。信じられないような寒さの中で、オーバーコートを羽織り、二重にも三重にも避寒装備をしている人たちを横目に僕らは階段を降り、店に入った。薄暗い店内には既にいっぱいの観客がひしめいており、Reservedと書かれた狭いテーブルに案内された。今宵の出演者は、ブランフォード・マルサリス・クインテットということだった。プレイヤーが登場する前から観客にも程よい緊張感があり、この有名なクラブの店内はこれから繰り広げられるであろうパフォーマンスへの期待で充満していたように思う。
酷寒のニューヨークでは、いつものようにVillage Vanguardを訪れた。運よく電話がつながり、予約しておいたから良かったものの、オープン直前に行ってみると既に数百メートルの列ができていた(後からわかったことだが、この列はセカンド・ステージを待つ人たちだった!)。信じられないような寒さの中で、オーバーコートを羽織り、二重にも三重にも避寒装備をしている人たちを横目に僕らは階段を降り、店に入った。薄暗い店内には既にいっぱいの観客がひしめいており、Reservedと書かれた狭いテーブルに案内された。今宵の出演者は、ブランフォード・マルサリス・クインテットということだった。プレイヤーが登場する前から観客にも程よい緊張感があり、この有名なクラブの店内はこれから繰り広げられるであろうパフォーマンスへの期待で充満していたように思う。
続きを読む: ハービー・ハンコック



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