4人の奇跡

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人は今いる自分の位置を気にして生きている。立場を常に意識しているといってもいいだろう。あるいは年齢や経験の大小を比較の基準にしがちだといってもいいかもしれない。自分が年長の環境に身を置くと、相応の態度や対応ができる人間に自ずと変化してゆく。一方で、誰にも相談できずひとりで抱え込み、あっぷあっぷの状態になりかねないという問題も孕む。例えば、後輩や部下の前では素の自分を出せないなど。人間は決して強くない。たったひとりで生きていける人など皆無のはずだ。誰かの力を借り、そして誰かに力を貸す。その貸し借りが対等で、互いが互いを「必要としている」という状態がベスト。
それは、会社という組織の中でも通じるセオリーだと僕は信ずる。相手が新人だろうと後輩だろうと、あるいは上司だろうと、誰であろうとイザとなれば正直になれる余裕。謙虚に、しかも自信を持って。
明日から東京で今年最初の「ワークショップZERO~人間力向上セミナー」。準備を終え、英気を養おうと音楽を聴きながらゆっくり過ごす。

The Beatles:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

The BeatlesがThe Beatlesとして調和し、同時に頂点を極めた最高傑作。音楽のジャンルを超え、これほど一部の隙もない作品は珍しい。4人がひとりひとりベストを尽く し、お互いを尊重し合いながらレコーディングしている様が微笑ましく心地よい。しかし、絶頂を経験したグループにつきものなのだろうか、この作品発表の直 後からいわゆるビートルズ神話は少しずつ崩壊してゆく。4人のメンバーが対等で、お互いがお互いを必要とし、謙虚であった時には決して露呈しなかった問題 が、次々に表面化してゆく。リーダーシップを必死にとろうとしつつ、エゴをむき出しにしてゆくPaul。暗に「真のリーダーは俺だ」と言わんばかりに自分 勝手な行動に走るようになるJohn。どんなに個人として才能をもっていようと所詮はひとり。The Beatlesは、同じ時期に同じ場所で生まれ育ち出会った4人が、力を合わせてひとつのものを創り上げたところにその「奇跡」がある。

John Lennonが凶弾に斃れた当時、僕の周りのThe Beatlesファンたちは嘆き悲しんだ。「Double Fantasy」は猛烈に売れた。しかし、当の僕はどこか他人事だった。「Starting Over」が「Woman」がどれだけ名曲であったとしても、JohnとPaul、そしてGeorgeの奏でるハーモニーはそこにはない。

久しぶりに「Sgt. Pepper's」を聴いたが、涙が出るほどかっこいい。Johnが逝き、Georgeが世を去り、The Beatlesは永遠になった・・・。10代の頃あれだけ夢中になって聴いていたThe Beatlesを最近は聴くことはほとんどない。

明日から2日間がんばろう。

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コメント(2)

こんばんは。
The Beatlesとご紹介の音盤については、全く同感です。何も付け加えたいことはないです。
>どんなに個人として才能をもっていようと所詮はひとり。The Beatlesは、同じ時期に同じ場所で生まれ育ち出会った4人が、力を合わせてひとつのものを創り上げたところにその「奇跡」がある。
それで思い出したのは、昨年おかちゃんが紹介されておられたDVD「紳竜の研究」内容です。
http://www.amazon.co.jp/%E7%B4%B3%E7%AB%9C%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6-DVD-%E5%B3%B6%E7%94%B0%E7%B4%B3%E5%8A%A9%E3%80%81%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E7%AB%9C%E4%BB%8B/dp/B000OQDSRC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1232111339&sr=8-1

>雅之様
こんばんは。
毎々コメントありがとうございます。「紳竜」ですか!
確かにあれも「奇跡」ですね。

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