第9回 早わかりクラシック音楽講座 2007/10/28(Sun)

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「ワーグナー:愛による救済~楽劇『ニーベルングの指環の世界』」

■内容
≪ ワーグナー:愛による救済~楽劇『ニーベルングの指環の世界』 ≫
第1部 ピアノ生演奏(Piano:愛知とし子)
第2部 ワーグナーの人となり、そして思想
第3部 楽劇「ニーベルングの指環」の世界
◆ライトモティーフ
◆物語のあらすじ
◆管弦楽曲を聴く
◆DVDを観る

第1部
□ピアノ生演奏(Piano:愛知とし子)-お茶とお菓子付-
①リスト:愛の夢第3番
今回は、テーマがワーグナーということもあり、その周辺の作曲家の楽曲を演奏してもらいました。19世紀ピアノ界をショパンの二分したヴィルトゥオーゾ、フランツ・リストの書いた最も有名な曲。それが「愛の夢」です。

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第2部
「ワーグナーの人となり、そして思想」
①自己中心、浪費癖など現実的生活面におけるワーグナーの問題
②一方、創造者、綜合芸術プロデューサーとしてのワーグナーの力量
③反ユダヤ思想、バクーニンの影響、さらにショーペンハウアーのペシミズムの影響
④女性の愛による救済→ワーグナーの楽劇の通奏低音
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」
~序夜「ラインの黄金」
・前奏曲
・ヴァルハラ城への神々の入場
~第1夜「ワルキューレ」
・ワルキューレの騎行

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第3部
楽劇「ニーベルングの指環」~あらすじ
~第3夜「神々の黄昏」
・ブリュンヒルデの自己犠牲
□音源
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD)
ジェームズ・レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団(DVD)

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終了後、「愛の救済」についての質問から「愛」、そして「一体化」にまで話が及び、とても有意義な深い話をすることができました。講座そのものは焦点が多少ぼやけた感がありましたが、とても楽しい3時間超でした。それにしても「指環」はとても奥の深い壮大なドラマです。