さくらカレッジ2013年4月講座 2013/4/6(Sat)

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「早わかりクラシック音楽入門講座」

内容
≪ J.S.バッハ:ケーテン時代と管弦楽組曲 ≫
第1部:バッハの生い立ちと時代背景、ケーテン時代
第2部:管弦楽組曲について
※使用テキスト「これきから聴きはじめる人のクラシック超入門(野沢龍介監修)」(河出書房新社)

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第1部
□バッハの生い立ちと時代背景、ケーテン時代
幼いころに両親、兄弟を亡くし、当時から勤勉だったバッハの生い立ちをまずは俯瞰、そしてバッハが生きた17世紀~18世紀のドイツの状況を簡単にお話しさせていただき、現代とは異なる、そして日本とはまったく違うキリスト教社会で様々な音楽が生み出されていることを知っていただきました。
その上で傑作世俗音楽が数多生み出されたケーテン時代について少々解説し、最初にブランデンブルク協奏曲を視聴しました。

①ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
クラウディオ・アバド指揮オーケストラ・モーツァルト

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平均律について、協奏曲についての簡単な解説も致しました。
さらに、ケーテン時代の無伴奏作品を。20世紀初頭にカザルスによって蘇演されたことがきっかけで一般的に知られるようになったことも紹介しました。

②無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)

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ロストロポーヴィチが満を持して録音した無伴奏をDVDで鑑賞。ため息が出るほど美しく、そして優雅な調べに皆様うっとりされていました。

第2部
□管弦楽組曲について
後半は、本日のテーマである「管弦楽組曲」。成り立ちや曲の解説を少ししたうえで視聴。

③管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ

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さらに、時間が少々あったので、第2番の後半部を。

④管弦楽組曲第2番変ロ短調BWV1067~ポロネーズ、メヌエット&バディネリ
トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ

今期は14名の受講生ということです。初受講の方が3分の2でしたが、喜んでいただけたようで良かったです。次回はヘンデルの「メサイア」を採り上げます。