「早わかりクラシック音楽入門講座」
内容
≪ リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 ≫
第1部:リヒャルト・シュトラウスのこと、「ツァラトゥストラ」のこと
第2部:「ばらの騎士」について
※使用テキスト「これから聴きはじめる人のクラシック超入門(野沢龍介監修)」(河出書房新社)
第1部
□リヒャルト・シュトラウスのこと、「ツァラトゥストラ」のこと
シュトラウスの本曲を一躍有名にしたスタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」の予告編をまず観ていただきました。公開から既に45年も経過するにもかかわらず、いまだに色褪せないSF映画の傑作。ここで「ツァラトゥストラ」が使用されたことはリヒャルト・シュトラウスを有名にするのに大きな役割を果たしたようです。
その後、シュトラウスの生涯の概要を確認。交響詩を多く生み出していた頃について言及し、さっそく「ツァラトゥストラ」の聴きどころを紹介、映像を観ていただきました。
①交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
レオン・シュピーラー(独奏ヴァイオリン)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
シュトラウス作品の二大柱のもう一つである歌劇について説明後、5分間の休憩。
第2部
□「ばらの騎士」について
あらすじを簡単に紹介後、早速第1幕のみ鑑賞。
②楽劇「ばらの騎士」
フェリシティ・ロット(元帥夫人、ソプラノ)
クルト・モル(オックス男爵、バス)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(オクタヴィアン、メゾソプラノ)ほか
オーストリア連邦劇場舞台オーケストラ
カルロス・クライバー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
リヒャルト・シュトラウスの真骨頂はオペラにあります。第1幕しか視聴いただけなかったことが残念ですが、やはりカルロス・クライバーの「ばらの騎士」は最高でした。
次回は名曲ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を採り上げます。