独立して5年半が経過する。この間、公私にわたって様々あった。多くの出逢いがあり、たくさんの別れも経験した。そんな中、変わらないのが「音楽を聴く」という行為。
2007年2月に第1回がスタートし、2011年7月の第46回までの4年半にわたりほぼ毎月「早わかりクラシック音楽講座」を開催したが、その間非常に多くの友人たちのサポートをいただいた。お陰で音楽好きの方々とも知遇も得られた。少々マンネリ化の傾向が免れなかったこともあり、一旦幕を下ろしたが、その直後から始まった「すみだ学習ガーデンさくらカレッジ」での入門講座(半年12回コース)も2期目の終盤を迎える。毎々楽しみにご参加いただいている紳士淑女の皆様には感謝の言葉をいただくが、僕の方こそ「ありがとうございます」という思いが絶えず心の内に去来する。そして、2012年3月の八王子市生涯学習センター主催の講座でも200名超のお客様にご来場いただき、温かいお言葉をたくさんいただいた。ここでもまた僕の内には感謝の念しか起こらない。
そんな中、Maggiolata(マッジョラータ)の浅倉まさみさんからお声をおかけいただき、ナビゲーターとして出演依頼を受けたのが確か5月。
8月18日の徳川眞弓さんのピアノ・リサイタルにおいてドビュッシーとショパンのことについて少しお話をさせていただくという大役を果たすことになっている(今から緊張感いっぱいの日々・・・笑)。
以前から再三述べることだが、僕は音楽的専門教育を受けていない。楽譜は目で追うのが精いっぱいで読むことはできない。もちろん楽器を弾くなんていうのは夢のまた夢。
そんな僕が5年半という長きにわたって途切れることなくこういう活動を続けて来られたのは、やっぱり「好き」ということと「どんな時も人々を癒す力が音楽にはある」という信念が常にあったからだろうか。
それもただ単に聴くというのではない。僕がお薦めするクラシック音楽の聴き方は以下の通り。
1.とにかく毎日聴くこと。
2.時には実演に触れること(月に最低でも1回は行きたいところ)。
3.できれば楽譜を目で追いながら聴くこと(それだけで作品への理解度が深まる)。
4.感じること、そしてできれば感じたことを言葉に表現すること。
5.歴史的背景や作曲家の生き様心境などを徹底的に調べること(興味を持って)。
6.様々な時代の、様々な地域の音楽を聴くこと(ペースはゆっくりでいいので)。
ほかにも挙げればもっとあろうが、今ふと思いつくのはこんなところ。
要は継続することである。そして、可能な限り外に向けて発信しようという姿勢を保つことだろう。
やっぱり僕は音楽が好きである。
さて、これからどんな人生が展開していくのだろうか・・・(笑)。