さしずめ「野田プロジェクト」とでも言おうか、縁あり日本橋のとある区民館にて「ワークショップZERO」のショートコースを開催した。4時間半で「人間力」向上、中でも「関係構築力」－すなわちコミュニケーションをテーマにしてのいつものワークを中心に構成したプログラムを提示、多くの方に多少なりとも「人間力」の真髄をご理解いただけたのではないかと自負する。今後の展開に期待・・・。
最近僕が思うのは、あらゆる問題は「両親との関係」に起因するのではないかということ。問題の表層をいくら取り繕って解決に導こうとしたところで、そもそもの「原因」を「きれい」にしないことには物事は前に進まない。それが仕事の問題であろうとプライベートの悩みであろうとだ。今日の会合でも最後にそういう話をさせていただいた時、一同「なるほど」と頷いていただいたところをみるとこれは間違いないのだと思う。少なくともコミュニケーションをきちんととり、お互いわだかまりない関係を構築しておくことがとても大切である。
COREDO日本橋にある韓国料理「妻家房」にて打ち上げ。焼肉屋ではない、韓国料理屋である（笑）。ビールを飲み、料理をつまみ、大いに語った。参加者からの率直な意見も聴けた。少なくとも何らかのニーズを持っていらしていただいた方たちだからもちろん素直だ。今後の参考にできるご意見もいただいた。感謝である。
ジャクリーヌの涙～ヴィルトゥオーゾ・チェロロマンティック
ウェルナー・トーマス（チェロ）
ハンス・シュタートルマイヤー指揮ミュンヘン室内管弦楽団
タイトル曲になっている「ジャクリーヌの涙」は歌劇「ホフマン物語」や喜歌劇「天国と地獄」で有名なジャック・オッフェンバックによる知られざる佳曲。チェロのたおやかな調子・・・。本当に美しい。そして、ちょうど今、バックで流れているのがフォーレの「夢のあとに」。久しぶりに聴いた。本来は歌曲。
夢の中にあなたの美しい姿があった、
私の幸福の夢、燃え上がる幻影。
あなたの瞳はとても優しく、声は澄んで響いた、
あなたは輝いていた 暁に照らされた空のように
さらに、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」から「夕星の歌」。
ああ わがやさしの夕星よ
おまえに私はいつも快く挨拶を送った
姫がおまえの下を通るとき
彼女を裏切らぬ心もて挨拶を送れ！
天国の天使となるべく
彼女が地上の谷より姿を消すまで
歌心を表現するにチェロの音色はぴったりだ。元々チェロのための音楽だったのではないかと錯覚するほど。チェロの波動は人の感性を刺激する。
こんばんは。
＞最近僕が思うのは、あらゆる問題は「両親との関係」に起因するのではないかということ。
私が昔、アマオケでベートーヴェンの「第九」を弾いていた時、終楽章の歌詞について語った、指揮者の井上道義先生の言葉が忘れられません。先生は、同内容を文章でも残されています。
･･････ここで強調したいことがあります。「なぜこのシラーの詩が、ベートーベンをしてこの曲を書かしめたか？」ということです。
この詩の理想主義を認めたうえで、“Vater”“Brüder”という語に、現実の父と兄弟（正確には弟のように面倒をみた甥）をみるのです。彼にとっては一生の苦しみ、悩みの種でありながらも示し続けた親族への愛情。精神的弱さを酒でまぎらわした父やふがいない甥への、男らしい報われない愛情と願いがともに昇華され、ベートーベンをして、この曲に打ちこませた理由だとも思えるのです。少なくとも僕はそう思うことによって、自分はベートーベンに近づけるとっかかりとしています。彼は現世での父と兄弟をあきらめたのだ、と。･･････（「NHK趣味百科 第九をうたおう」1991 日本放送出版協会）
当時私は、とても共感しましたが、この言葉に対する共感の度合いで、その人の親子関係の境遇が測れるのかもしれません。
ご紹介の盤については残念ながら未聴ですので、本日はノーコメントです。
＞雅之様
こんばんは。
なるほど、井上道義氏の解釈はいつも納得させられますね。とても説得力があります。
5/6ワークショップZEROに参加した小林です。
先日はありがとうございました。
良い体験になり、会社と家族間で生かしていけそうだなーと感じてます。
親との関係・・・ほんとに、葛藤がある事ほど、越えたい部分なんですよね。
また機会があれば是非♪
てんてんさん
こんばんわ、コメントありがとうございます。
機会をみてまたお会いできるといいですね。今後ともよろしくお願いします。