これまで出逢ったすべての人々に感謝をという強烈なメッセージと共に、怒涛の3時間のステージがあっという間に過ぎ去った。33年ぶりという竹内まりやの全国ツアー千秋楽。言葉にならない感動の余韻が消えることなく今も残る。
演奏されたすべての作品が、竹内まりやを囲む多くの人たちの協力の下、完璧に再現された。演奏の合間に挟まれる彼女自身によるMCを含め、あの時あの場で共有した感激は、たとえそれが将来映像化されるのだとしても二度と再現不可能なもので、武道館に居合わせることができた9,000人の観客のひとりであれたことにまずは感謝したい。
今宵のコンサートに関しては感想も何もない。自らの心の動きを言葉で綴ることは不可能。
日本武道館の音響についてもこれまで決して良いイメージはなかったのだけれど、まったく問題なし。PAも照明も素晴らしかった。
ケンタッキーフライドチキンPresents
Souvenir 2014
mariya takeuchi live
supported by JAPAN FM NETWORK
2014年12月21日(日)17:30開演
日本武道館
SET LISTS
・アンフィシアターの夜
・家に帰ろう
・マージービートで唄わせて
MC
・Forever Friends
MC
・戻っておいで私の時間
・ドリーム・オブ・ユー
MC
・五線紙
MC
・たそがれダイアリー
・OH NO, OH YES
・元気を出して
MC
・ウィスキーが、お好きでしょ
・告白
・シングルアゲイン
・象牙海岸
・駅
~Back Band紹介
・幸せのものさし
・プラスティックラブ(with 山下達郎)
・Sweetest Music
・静かな伝説
・人生の扉
~アンコール①
・すてきなホリデイ
・不思議なピーチパイ
・September
・J-BOY
~アンコール②
・リンダ(アカペラ)
・Let It Be Me(with 山下達郎)
・いのちの歌(ピアノ弾き語り)
ウィットに富んだMCに感無量。竹内まりやの全身全霊のパフォーマンスに感動。そして夫君山下達郎を中心としたバック・バンドの精魂込めた演奏にひれ伏す。「元気を出して」に涙し、「駅」に言葉を失う。そして、2000年のライヴでも披露されていた達郎とコーラス隊(国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘)を伴ったアカペラによる「リンダ」に打ち震え、オーラスのピアノ弾き語りによる「いのちの歌」に泣いた・・・。それにしても、宮崎県都城市のクラブで演奏していた宮里陽太のサックス・プレイにピンときて(それも数小節を聴いただけで)即座にバンドへの参加を打診した山下達郎のセンスに畏れ入る。ソプラノ・サックスからアルト、テナー、挙句はバリトンまでを難なくこなすこなすこの人の音楽性、技巧に驚いた。
ところで、最新アルバム収録の「静かな伝説」はどうにも演歌っぽくて竹内まりやじゃなくてもという印象だったのだけれど、生の声に触れて思いは変わった。何というエネルギー!!彼女と同期の桑田圭祐&原由子が山下達郎と共に最後のユニゾン・コーラスに参加した経緯など、この曲への想いが語られたMCの後だったことも何より。
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[…] 一方、達郎が音楽に多忙の時、まりやは実に献身的に支えてきた。 2014年末の武道館での、まりやの33年ぶりのコンサートのことを思った。 本当に素敵なひとときだった。あの時も達郎は […]
[…] ーを含めたコンサートのその場に居合わせることができた人は幸せだっただろう。かくいう僕も、2014年の武道館の、ツアー千秋楽のあの場にいることができた。それは僕の人生の宝物。 […]