二人きりの世界

on_the_street_corner_2.jpgかつての教え子たちと久しぶりに渋谷で酒を酌み交わし、「人間力」談義。年齢が20近くも離れている若者といえども、垣根を越えて話題は尽きることがない。
誰もが仕事にプライベートに悩んでいる。悩んでいることに気がついていないだけで、実は悩みを抱えている人は多い。そしてその悩みを解消しようとある人は自分自身を変革することに躍起になる。しかしながら、何度も書くように「人間は本質的には変わらない」のである。変わるのは「関係の質」のみ。そんな話をまだ社会に出て間もない若者にすると一様に目の色が変わる。そう、口を酸っぱくして語る自論は意外に真理なのかもしれない。

ほろ酔い気分で帰りがけ、突如山下達郎の声が頭の中を駆け巡る。達郎は基本的に夏のイメージを髣髴とさせるアーティストだが、「クリスマス・イブ」に代表されるように、秋や冬にももってこいの声質、そして音楽を創出する。十八番の一人多重コーラス、アカペラ・アルバム。

On the Street Corner 2
Tatsuro Yamashita

ふと浮かんだメロディは、So Much in Love。1963年にフィラデルフィア出身の黒人ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、The Tymesの全米ナンバーワン・ヒット曲。

As we stroll along together
Holding hands, walking all alone
So in love, are we two
That we don’t know what to do
So in love in a world of our own

僕たち二人がいっしょに散歩するとき
手を握って二人きりで歩くとき
僕たち二人は愛の中にいる
だれもいない 僕と君だけ
僕たちだけの世界で愛し合うんだ

感傷的で、しかも愛に溢れた二人の世界が生み出される。二人だけの世界っていうのはやっぱり素晴らしい。包み隠すことがない、等身大の自分が表現し合える独自の世界。人はやっぱりありのままの自分を出せる相手を求めるもの。時に喧嘩したって良い。言いたいことを言い、発散しあって一層絆が深まるもの。お互いを尊重し、潰すことなく受け容れることが大事である。

今日も千葉のとある大学で2コマ講義を持った。理系の大学生は素直である。きちっと指示する通りに動いてくれる。皆に納得のゆく就職をしてもらいたいものだ。つくづくそう感じた。


4 COMMENTS

雅之

おはようございます。
山下達郎の一人多重コーラス、アカペラ・アルバムは上手すぎます! どうしてああいう高度な技が可能なんですかねぇ、音程も完璧ですし、ちょっと信じられないくらいです。
このアルバムを含め、達郎のCDには思い出も多く、絶賛し過ぎたくないので、つい彼を茶化したくなりました(私の悪い癖)。
『クリスマス・イブ』 替え唄メドレー~嘉門達夫
きっと君は関西人
間違いなく関西人
「さいでんなー」おーおおー
「ほうでんなー」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BF%E3%81%88%E5%94%84%E3%83%A1%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC
あれほどの実力者でありながら、こういう遊び心を許可するあたりも、達郎、大人でんなー! 度量も広いええやっちゃ!
「さいでんなー」おーおおー
「ほうでんなー」

返信する
岡本 浩和

>雅之様
おはようございます。
>どうしてああいう高度な技が可能なんですかねぇ、音程も完璧ですし、ちょっと信じられないくらいです。
ほんとですよね。久しぶりに聴いてあらためて僕も感動しました。
嘉門達夫の替え歌に関しては詳しくないですが、この「クリスマス・イブ」の歌詞うけますねぇ(笑)。言葉遊びがめちゃくちゃうまいです。
>こういう遊び心を許可するあたりも、達郎、大人でんなー! 度量も広いええやっちゃ!
同感です。

返信する
しほ

昨日はどうもありがとう!
楽しかったよ~
概念とか抽象的なことばかりが
最近は頭の中を駆け巡ってますが
真理は結局simpleなものなんだと
改めて感じた次第っす
「So Much in Love」私もスキです
また呑みたいな
追伸:私は前の髪型の方がスキ! 笑

返信する
岡本 浩和

>しほ
久々だったねぇ。
真理はシンプルだよね。
また呑もう!!
>私は前の髪型の方がスキ! 笑
そう言った人は初めてだ!!(笑)

返信する

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください