希望という名の光

あっという間だった。
被災地の子どもたちにわずかな時間だけれど触れながら感じたことは多様。
それぞれの経験がいずれ将来必ず役に立つものだと信じながらも、やっぱりつい1年半前の「現実」というものを受け容れるに至るまでには相応の時間が必要なんだろうと思った次第。
それと、教える側の「熟練度」や「センス」がかなり重要だということも。日々勉強、である。

新幹線やまびこ車内。
ともかく、たった2時間のことだったけれど、明るく前向きに生きようとする子どもたちの姿勢に感動した。そして、あの子たちを一生懸命にフォローし、育てようとする先生方の想いにも心を動かされた。我々、大人たちが少しでも役に立てるよう、そして未来の日本国がより良くなるよう、各々が使命をもっているんだということを再確認した。
今、ここには音楽はない。でも、僕の中でイメージできる音楽はただひとつ。

山下達郎の「希望という名の光」。(今やあまりに通俗的だから挙げたくなかったのだけれど、この期に及んではこれしかなかった)
つい2ヶ月前にリリースされたベスト盤で。ここには、ボーナス・トラックのアコースティック・ヴァージョンが収められているが、何よりこれが素敵。
達郎本人が語るように、震災後に注目を浴び、作者の意図とは違ったところで「独り歩き」してゆく作品だけれど、涙が出るほど感動的。

Tatsuro Yamashita:OPUS – ALL TIME BEST 1975-2012(初回限定盤)

今夜はこれ以上何も語らない。
ただただ、山下達郎の詩と音楽の世界に浸るのみ。
素敵な1日だった・・・(ちょっと疲れたけど・・・笑)。


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