雑感

早朝の寒空の中、20分ほど並んだ。短い時間とはいえ、東京のビルの谷間に吹き降ろす風は半端ではない。夕方くらいから喉がイガイガし、どうやら風邪の初期症状。僕は基本的に病院へは行かない。特に薬を飲むこともない。数年前からチベット体操を始め、毎日継続している。同じ頃から食事は基本的に菜食（外食の場合、魚貝は食べるが）。それによってどうやら体質が変化したようで滅多なことでは病気にならなくなった。とはいえ、身体を暖めることは大事なので、先日matsuricaで購入したジンジャーはちみつ入りのロイヤル豆乳ティーを飲んだ。ほのかな甘みと適度な生姜の刺激。美味い・・・。

花粉症の方々には憂鬱な季節の到来だ。夕方、ニュースを見ていると今年のスギ花粉の量は去年の2倍だとか。そして例年より2週間近く飛来が早まるとのこと。
そういえば、花粉症も完治した。そんな馬鹿なことあるものかと思う御仁もいることだろう。花粉症とは結局アレルギーなのだから、体質改善してしまえば治ってしまうということなのだろう。薬で抑えたところで毎年同じことの繰り返し。元から正してしまえばこれほど楽なことはない。毎日の「食」とは人間の身体を作る根源なのだから、腹八分目、できるだけ添加物の入っていない自然のものを摂取していればそれだけで健康は保てるはず。

来週末は、また「早わかりクラシック音楽講座」。
今回はシューマンをとりあげるので、ここのところ熱心にシューマンの音楽を聴いている。ところで、昔、LPの時代、シューマンのピアノ協奏曲のカップリング定番曲はグリーグのそれであった。今の時代もその組み合わせによる音盤が多いのかどうかは調べていないのでわからない。ただ、レコードの時代からこの両曲を愛聴している僕などは、シューマンの後にグリーグの例のティンパニのクレッシェンドが聴こえてくると今でも不思議にワクワクする。

グリーグ：ピアノ協奏曲イ短調作品16
クリスティアン・ツィマーマン（ピアノ）
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

北欧のノスタルジックな雰囲気を漂わせる中に、大いなる喜びを感じさせるエドヴァルド・グリーグ青年期の傑作。ちょうど新婚ほやほやの幸せの絶頂期に書かれたらしいが、それにもかかわらず、僕には少し「悲しさ」や「寂しさ」も感じとれる。単に能天気に喜びや明るさを表現するのではないところが魅力的なんだろう・・・。
今や大巨匠となったツィマーマンが若き日、帝王カラヤンと録音した名盤（この二人の協演は他にもあるのだろうか？ひょっとすると唯一の音盤か・・・？）は今聴いても決して色褪せない。

ちなみに、今朝並んだのは、来年の2月公演のための会場抽選会。錦糸町にある「すみだトリフォニーホール小ホール」。くじ運悪く玉砕。また来月挑戦だ。

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