
僕が子どもの頃、「宇宙戦艦ヤマト」(初放送時)の裏番組は「猿の軍団」だった。
どちらかというと僕は「猿の軍団」派で、当時は僕のような少年が多かったように記憶する。
(当時、「ヤマト」は人気なく、数年後の再放送で爆発的にヒットした)
「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を担当したのは宮川泰だが、宮川が亡くなってこの3月21日でちょうど20年を迎えた。
宮川泰は名アレンジャーとしても活躍した。ザ・ピーナッツの育ての親としても知られる。
随分前に、ロックの名曲のいくつかを披露した70年代初期のライヴ・アルバムの存在を知った。確か、2000年代初期にCD化され、聴いたとき衝撃が走った。
僕にとってザ・ピーナッツは、「モスラの歌」で殊更に有名なデュオだったが、大人になって久しぶりに聴いたとき、コーラス含めそのあまりの上手さに感激した。
何せ最初の曲がユーライア・ヒープの「対自核(Look at Yourself)」であること、それがまた宮川の編曲を得て、いかにもザ・ピーナッツらしい、素晴らしい作品として生まれ変わっているということに僕は唸った。
あなた自身を見つめなさい さらに2曲目がキャロル・キングの「イッツ・トゥー・レイト」。
これもまたオリジナルの美しさを残しながらザ・ピーナッツでしか表現できないものになっており、やっぱり宮川泰のずば抜けたセンスの確かさを思う。
Bryan Ferry “Taxi” (1993)ほかを聴いて思ふ
パヴロワ≦キング 大阪は厚生年金ホール(1972.8.17)、東京は文京公会堂(1972.8.19)でのライヴ録音。
LPでいうところのB面1曲目は、キング・クリムゾンの「エピタフ」。
月の子 これはもはやザ・ピーナッツのオリジナルだといえるくらいに洗練され、かつ音楽が彼女たちのものになっていることが極めつけ。
ちなみに、「ピーナッツ・ファン」というサイトには、当日のコンサートの様子がそのときの聴衆によって語られているが、こういうドキュメントを知って耳を傾けると一層リアルに彼女たちの歌が心に迫ってくる。
