薬師丸ひろ子の歌は決して上手ではない。でも、あの声は他の何ものにも代えがたい魅力を持つ。僕の世代はあの衝撃のデビュー作「野生の時代」の時から薬師丸ひろ子のファンになった人が多かった。僕はそれほどミーハーではなかったから、追っかけになったわけでもないし、彼女の主演映画をすべて観たというわけでもない。それでも、「セーラー服と機関銃」や「時代」、あるいは「探偵物語」などを聴くと、あの頃のことを思い出し、妙に懐かしくなる。
昨日、雅之さんから「憤り 腹立ち 向かっ腹 八つ当たり 癇癪 立腹 怒気 怒髪天を突く 激怒 憤怒 激昂 激憤 憤懣 慷慨 憤慨 公憤 私憤 悲憤 義憤 鬱憤・・・、これらの言葉は、みんな「愛」の同義語」だというコメントをいただいた。長い間、忘れていた感覚を今日思い出した。そういえば架空の動物「タルカス」もすべてを破壊する生き物として描かれている。いかにも破壊的なロック音楽の中で、後の世代にも残る音楽にはやはり「愛」がある。「タルカス」然り。
嗚呼、すばらしい。
おはようございます。
>これらの言葉は、みんな「愛」の同義語」だというコメントをいただいた。長い間、忘れていた感覚を今日思い出した。
オペラ終演後のカーテンコールで、名唱には、主役も悪役もヒール役にも万雷の拍手喝采が贈られますよね。あの瞬間っていいですよね。聴衆は無意識のうちに人生の真理を体験させられていると思われませんか?
>「タルカス」然り。
吉松先生の「タルカス」のCD、ジャケットワークも最高で、ケースを開いたら見える戦車に乗ったアルマジロみたいな「タルカス」の後ろ姿のアップがじつにかわいいです(笑)。「タルカス」への愛に溢れたアルバムです。勿論「タルカス」以外の曲も含め、編曲、演奏とも最高でした。私はすっかり気に入りました。
中島みゆきとか来生たかお/来生えつことか、あのころの薬師丸ひろ子には、いいアーチストが楽曲を数多く提供していましたね。ご紹介の「時代」もさることながら、私のお気に入りベスト1は、やはり「元気を出して」です!
歌 薬師丸ひろ子「元気を出して」
http://www.youtube.com/watch?v=C-5AJEzbCe8
作詩:竹内まりや 作曲:竹内まりや
涙など見せない 強気なあなたを
そんなに悲しませた人は 誰なの?
終りを告げた恋に すがるのはやめにして
ふりだしから また始めればいい
幸せになりたい 気持ちがあるなら
明日を見つけることは とても簡単・・・・・・
>あの声は他の何ものにも代えがたい魅力を持つ。
歌 竹内まりや
http://www.youtube.com/watch?v=VJ_r8zl5ric
この竹内まりやバージョンでは、エンディングでコーラスに参加したひろ子さんの透き通った声が、最高に印象的で私は大好きです。
男にとっても、執着を捨てて元気を出すための激励をもらえる、永遠の名曲です。
>雅之様
おはようございます。
>聴衆は無意識のうちに人生の真理を体験させられていると思われませんか?
確かにそうですね。オペラに限らず音楽の中には人間の表と裏が同時に存在してますよね。だからこそ感動させられるというのも事実です。
「タルカス」は早々に買ってみます。気になってしょうがないですから。
あと、ご紹介の「元気を出して」も名曲ですね。
おっしゃるとおりエンディングのコーラスの薬師丸ひろ子の声は抜群だと僕も思います。