五感の旅フランス編

gokan_no_tabi_vol1.jpg「五感の旅Vol.1フランス編」無事終了しました。それにしてもマチネ、ソワレという1日2回の公演はやっぱり体力的にしんどいよう。特にインターバルが短く、かつ公演後にそれぞれ懇親会があったものだからなおさらだ。時間的精神的にもう少し余裕のあるプランニングをした方が良いかも。
基本的に内容が気になる方だからいつもはじっくりとピアノの音色や講演に耳を傾けるのだが、昨日はどういうわけかほぼ最後まで中に入らなかった。ようやくソワレの最後の楽曲であるドビュッシーの「喜びの島」に至り、後ろのドアから忍び込みまるまる1曲を堪能した。それにしても、イェルク・デームスのお墨付きだけあり、サローネ・フォンタナの音響に良さは他を圧倒している。ともかく残響が多く、ベーゼンドルファーもよく鳴る。愛知とし子らしい速いテンポで駆け抜けるドビュッシーと文字通り夢心地の「トロイメライ」を聴けただけでよかった。
残念なのは、晴香先生や宗像先生の講演がまったく聴けなかったこと。一応録音はしてあるので後日ゆっくりと聴かせていただこうと思っている。音楽×文学×ワインという新しい試み、いずれにせよご来場いただいたお客様には大変喜んでいただけたようで良し(雨の中ご来場いただけた皆様には感謝いたします)。

五感の旅 Vol.1 フランス編
~音楽と文学とワインに酔いしれる~

2010年9月26日(日)
マチネ:13:00開演、15:00懇親会
ソワレ:18:00開演、20:00懇親会
サローネ・フォンタナ

◆ピアノ演奏 愛知とし子
・ラヴェル:ソナチネ
◆本日のワインのご案内 宗像智子
◆講演 晴香葉子
「恋の浮かれ騒ぎと苦悩、絶望、歓喜。根底に流れるアンニュイな世界。
~激動の時代に生まれ、今も多くの人に影響を与える名作から、フランス文学のエッセンスを~」

休憩

◆講演 宗像智子
「フランスワインは恋の媚薬?」
◆ピアノ演奏 愛知とし子
・クープラン:神秘の防壁~クラヴサン曲集第2巻第6組曲
・ショパン:舟歌嬰ヘ短調作品60
・ショパン:ノクターン第2番変ホ長調作品9-2
・ドビュッシー:喜びの島
~アンコール
・ドビュッシー:月の光~ベルガマスク組曲

プログラムは以上の通りだが、「夕べ」の回はプログラム後半に少しばかり変更があった。
・クープラン:神秘の防壁~クラヴサン曲集第2巻第6組曲
・ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調作品66
・ショパン:ノクターン第2番変ホ長調作品9-2
・ドビュッシー:月の光~ベルガマスク組曲
・ドビュッシー:喜びの島
~アンコール
・シューマン:トロイメライ~「子どもの情景」作品15

さて、次回は11月のリサイタルに向けてまた準備が忙しくなりそうだ。ちなみに、こちらは早わかりクラシック音楽講座の4周年を記念しての公演。

☆早わかりクラシック音楽講座4周年特別コンサート
「作曲家の恋物語」~ショパン&シューマン生誕200年に寄せて
◆日時&会場
第1回:2010年11月22日(月)19:00~  六本木シンフォニーサロン
第2回:2010年11月27日(土)11:00~  サローネ・フォンタナ
第3回:2010年11月27日(土)18:00~  サローネ・フォンタナ
◆入場料:¥4,000(予定)
◆プログラム(予定):
・J.S.バッハ:パルティータ第5番ト長調BWV829
・シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調作品22
・ショパン:舟歌嬰ヘ短調作品60
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111
◆出演:
愛知とし子(ピアノ)
岡本浩和(ナビゲーター)

詳細は近日中にホームページにアップしたします。本格的なプログラムになります。ぜひお出かけください。


2 COMMENTS

雅之

こんばんは。
「五感の旅Vol.1フランス編」大成功おめでとうございます。
私も伺いたかったです。羨ましい限りです。
「作曲家の恋物語」~ショパン&シューマン生誕200年に寄せて
やったあ!!!これはついに機は熟したという、満を持したプログラムですね!!!・・・待ってました!!! 絶対、必ず聴きに伺いたいです!!!
ところで、先般お伝えいたしましたとおり、10月より仕事の役割分担が大幅に増え、部下も増え、当面は超多忙になりますため、明日以降コメント回数が激減すると思います。今日まで約3年半にわたり無礼にもご迷惑も顧みず、ほぼ毎日、岡本様のブログを読みコメントを書き込むことにより、大いにも学び、膨大な知識を得ることができました。感謝・多謝の極みです。
とは言うものの、まったくコメントしなくなるわけではありませんので、安心されるのはまだ早いです。例えば、どんなに忙しくても、これからもブラームスの悪口だけはどんどん書き続けたいと誓う今日このごろです(爆)。
ひとまず以下の言葉を私の信念としてお贈りし、新たなステージに進みたいです。
禍福は 糾える(あざなえる)縄のごとし
人間万事 塞翁が馬 災い転じて福となす
「すべてのネガティブはポジティブに通ず」雅之

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。
満を持したプログラムといえばそうかもしれません。
これから2ヶ月弱気合いを入れて精進するとピアニストも申しております。都合が合えばぜひとも雅之さんにも聴いていただきたいと思います。
あと、毎々のコメント本当にありがとうございます。迷惑どころか、僕の方こそいろいろと学ばせていただいており、これがなくなるのかと思うと寂しさの限りです・・・。
>とは言うものの、まったくコメントしなくなるわけではありませんので
・・・あ、そうでした。ついついコメントしたくなるような内容をちょこちょこと更新させていただきます(笑)。
また、素敵な言葉をありがとうございます。今後座右の銘にいたします。

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