John Lennonというと一般的に”Love & Peace”というイメージがまとわりつく。でも、そんなのはLennonの一部にしか過ぎない。一部どころか人格のわずか数%のようなものだろう。人は早世した人間、しかも凶弾に倒れて不慮の死を遂げた人間を英雄視する。死んだ人間のイメージはその時点でストップするのだから、人々の中に存在するJohnは永遠に40歳だ。The Beatles時代よりもっと前、まだまだ不良少年だった頃の荒々しいJohn、本当のLennonってどんなだったのだろう?(本人も大衆によって作られた「偶像」を追わざるを得なかったのだろう・・・)
まぁでも、Lennonの残した音楽はどれも偉大だ。その意味で「愛」であり、「平和」であるのかもしれないが、もっと彼の「そうでない」部分にも目を向けてみよう。
ソロになってのジョンの歌は基本的にほとんどがヨーコに向けて歌った私的恋愛ソングと言えるが、一歩引いてみてみると、ものすごく普遍的な世界観が拡がっているところが一般に支持されるところなのだろうと思う。
“You Are Here”
East is east and west is west
The twain shall meet
East is west and west is east
Let it be complete
Three thousand miles over the ocean
Three thousand light years from the land
Of the morning star
東は東で、西は西
二人は出逢うべくして出逢った
東は西であり、西は東でもある
二つで一つなのだ
3000マイルという海を越え
明星の地から3000光年・・・
潜在意識では人類がそもそもひとつだと知っていたLennonの作品はどれも慈悲深い。ヨーコの力、女性の力は偉大なり。
こんばんは。
>潜在意識では人類がそもそもひとつ
菊地成孔+大谷能生「憂鬱と官能を教えた学校」下巻 第12講 総論 324~329ページ「人と一緒に音楽を作ること」を先に読んでみてください(あえて引用しません)。
大切なことの結論は、結局最後はそれなんですよ!!
>雅之様
こんばんは。
ほんとに最後はそれですね!
菊地成孔に、John Lennonに乾杯!
日本語にすると井上陽水みたいですね。
僕の持ってる「憂鬱と官能を教えた学校」は菊地さんのサイン入りです(自慢)
岡本さんだったら、学研から出ている「菊地成孔コレクション」や、その続編の「聴き飽きない人々」もいけると思いますよ。
僕の持っている「M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究」も菊地さんのサイン入りです(対抗心・・・笑・・・しかもこちらは現在絶版)。
>ちっきーくん
>僕の持ってる「憂鬱と官能を教えた学校」は菊地さんのサイン入りです(自慢)
わおー、それは羨ましい!
以前からちっきーくんに絡むと菊地さんの話が出ていたので、気にはしていたものの・・、これほど面白いとは思わなかったよー。すごいね、この人は!他にもいろいろ読んで、いろいろ聴いてみたいと思います。サジェスチョンよろしくです。
>雅之様
>僕の持っている「M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究」も菊地さんのサイン入りです(対抗心・・・笑・・・しかもこちらは現在絶版)。
わおー、それも羨ましい!!
>ちっきーくん
確かに日本語にすると陽水みたいね。