午前4時30分に・・・

schumann_fantasiestucke_argerich.jpg朝からバタバタと準備に追われる。エルーデ*サロンで今年2回目の「忘年会」。昼の部が12:30から、そして夜の部が18:00からというダブルヘッダー。延べで30人弱の人たちが出入りしただろうか。慌ただしく時間が過ぎゆく中で、今年もたくさんの方々に出逢い、そしていろいろと学ばせていただけたことに感謝する・・・。

ところで、現在午前4時30分。後片づけやら掃除やらをしているうちにあっという間にそんな時間。5時半には家を出なければならないのでおそらくこのまま完徹ということになるだろうが、徹夜はいつ以来のことだろう・・・。

基本的に僕は規則正しい生活を好む。というより夜遅くなると必然的に眠くなる。余程のことがない限り仕事でも何でも切り上げる。集中力を欠いたままずるずると事に臨むより翌日すっきりした状態で向かった方が効率的だと思うから。

眠い目をこすりながらパソコンに向かい、何とかブログを書くことにする。BGMはシューマン・・・。

シューマン:
・幻想曲ハ長調作品17
・幻想小曲集作品12
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

昔、バックハウスの最後の演奏会のアナログ・レコードを初めて聴いた時、ベートーヴェンのソナタの途中で気分が悪くなり、一旦舞台を降りながらも10数分後に再び登場、その時に披露された「幻想小曲集」から『夕べに』と『なぜに』の、侘び寂を感じさせる―それこそ「悟りの境地」に到達したかのような美しい演奏に魅了された。以来、この曲集を様々な演奏で聴いたが、あの時の感動を味わわせてくれるピアニストはなかなかいなかった。

もう20年近く前になるだろうか、アルゲリッチが録音したこの音盤に出逢った時、バックハウスとはまた違った意味で優れた演奏であることに思わず感嘆の声をあげた。老練の極みのバックハウス。それに対して、愛や恋や、哀しみや喜びや、そういった濃密な感情の奔流を表す激情的なアルゲリッチ。

嗚呼、目が覚める・・・。


2 COMMENTS

雅之

>愛や恋や、哀しみや喜びや、そういった濃密な感情の奔流を表す激情的なアルゲリッチ。
同感です。
と共に、アルゲリッチの解釈もまた、この曲の、ほんの一面を表すに過ぎませんよね。

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岡本 浩和

>雅之様
>アルゲリッチの解釈もまた、この曲の、ほんの一面を表すに過ぎませんよね。
ですね。シューマンの音楽はとても懐が深いと思うようになりました。いろいろな解釈が可能だと思います。

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