内定お祝い会!

Love_for_Three_Oranges_Gergiev_proko.jpg午前中から昼過ぎまで銀座で一仕事終え、そのまま帰宅するのを変更して初台に移動。かつての卒業生の自宅に何人かが集まっているというので初訪問、2時間半ほど談笑した。相手が年頃の女性ばかりだったこともあるだろうが、ちょっとした恋愛や結婚話で盛り上がった。少なくとも結婚を意識する男女は「意識のステージ」が同じであることが重要だ。人は誰でも自分なりの「こだわり」を持っていて、それがアイデンティティとして機能するうちはいいのだが、一度「執着」となると様々な歪が生じてくる。「執着」が人間関係のもつれの大きな要因となる。

夜、去年の12月から4ヶ月間ほど開催した「就職エントリーシート講座」に参加した有志が錦糸町に集まった。みんなが無事内定をいただき、そのお祝いということで、とある「台湾素食料理店」で会食。とにかくみんなおめでとう!

「台湾式精進料理 苓々菜館(リンリンサイカン)」
店主はとても気さくな人で、少々濃い目の味付け(もともと薄味好みなので)だったが、次回からは注文時にその旨を伝えると薄味にしてくれるという(酢豚、ホイコーロー、麻婆豆腐、炒飯、焼きそば、素ラーメン、担々麺、餃子、どの料理も基本的には美味しかった)。それに麺には卵も使わないという徹底ぶり。なかなか錦糸町まで出向くことはないが、すみだトリフォニーホールでのコンサートの際には立ち寄ろうと思う。

プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」作品33
ミハイール・キット、エフゲニー・アキーモフ、アレクサンドル・モローゾフ
ワレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団ほか

数あるプロコフィエフ作曲のオペラの中で最も有名かつわかりやすい作品。特に「行進曲」はオーケストラ・コンサートのアンコール・ピースとして舞台にかけられることも多く、一度や二度は耳にしたことがある人も多いだろう(確かゲルギエフがロッテルダム・フィルと2004年5月に来日した折の演奏会でのアンコールでもこの曲を演奏した記憶がある)。
初期のプロコフィエフの作風はアバンギャルドでなかなか入門者には薦めにくいのだが、1921年に発表されたこの作品はイタリアの劇作家カルロ・ゴッツィの「寓話」をオペラ化したもので、プロコの作品にしては珍しく気軽に楽しめるところが良い。ちょうどアメリカ亡命時の作品だから、あくまで米国民に受け入れられやすい語法を使ったというのが真相のようだ(まぁ、ハリウッド映画のようなものでしょう)。

オペラはその物語の筋を理解して、舞台を楽しむのがベストだと思うが、(あくまで僕の考えだが)プロコフィエフのオペラに関しては音楽優先で聴いてみることが先決のように思う。極端に言うなら、「何が歌われているのか、語られているのか?」よりも音楽そのものに浸ることが彼の音楽を知る近道だと思うのだ。

ところで、最近はゲルギエフも来日のし過ぎで、コンサートにせよ新盤の発売にせよ飛びつかなくなってきた。いつでも聴けると思うと何だかありがたみがなくなってくる。贅沢だが・・・。
もう少し仕事量を減らして、ここぞという時に来日し、名演を残すという希少性(ある意味演出といえるかもしれないが)のある音楽家になってくれればより楽しめると思うのだが・・・。

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