音楽にジャンルは関係ない!

deep_purple_in_rock.jpg第16回「早わかりクラシック音楽講座」無事終了!ドタキャンがいくつかあったものの11名の方にご参加いただき盛り上がりました。モーツァルトの「ジュピター」交響曲は若い頃から愛聴しており、最近はほとんど聴くことがなかったものの、この講座のために所有する全ての演奏に耳を傾け、さらには今日の講座で真剣に聴き通した結果、やはりクラシック音楽史上屈指の名曲だ、ということがあらためてわかった。
晩年の貧困生活と闘いながら神の子アマデウスが全精力をかけて産み出した三大交響曲はたったの2ヶ月足らずで書き上げられたとは思えない完成度を誇り、作曲家の天才性を実感させてくれる。特に最後の交響曲であるこの第41番はハ長調というもっともシンプルな調性の中で信じられないほどの音楽的展開を秘めており、とにかくたくさんの方にものにしていただきたい楽曲なのである。
今回の講座の詳細は後日に譲るとして、ヨッフムの晩年のウィーン・フィルとのライブに浸り、雅之さんからお借りしたテンシュテットのフィナーレを聴き、大いに楽しませていただいた。皆様に「感謝」である。

いつものように終了後懇親会をやる。8名の方が残っていただき音楽談義に花開いた。後半、これも音楽好きの方々が最終的に残り、僕も興が乗ってロック音楽をほとんど聴いたことがないというとある若者にいくつかロックの名盤を聴かせた。EL&Pの「Pictures At An Exhibition」、「The Barbarian」、そしてKing Crimsonの「Starless」、さらにはDeep Purpleの「Child In Time」。とにかくかっこいい!

Deep Purple:In Rock

それまでJon Lordのキーボードを前面に押し出してクラシック志向だったDeep PurpleがRitchie Blackmoreのギターを前面にフューチャーし、ハード・ロックよりの展開を志向した屈指の名盤。それぞれ恐ろしいまでのテンションをもった楽曲が続くのだが、特に第3曲、「Child In Time」のグルーヴ感は絶品。間奏のRitchieのギター・ソロの「うねり」の波動は半端ではない!こんなにも心を震わせ、感動させてくれるロック・ミュージックは稀なのではなかろうか・・・。まさにクラシックとロックが融合した1970年のNo.1ロック・アルバムであろう(勝手な個人的意見だが)。

今日も飲みながら何人かでお話したのだが、ジャンルを分け隔てず、良い音楽を聴いた方がいい。ロックもよし、ジャズもよし、ラテン・ミュージックよし。Jポップよし。昨日の深夜にもZARDの坂井泉水の没後1年特集をやっていたが、さすがに数千枚のアルバム・セールスをあげただけあり、心に残る名曲が多い。
とにかく先入観を捨て、チャレンジすることがどんな場合でも重要だ。

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