春爛漫-メンコン

brahms_medelssohn_kreisler.jpg小1時間前に伊東から帰宅。2日間の合宿研修は生き抜く間もなくある意味「緊張」の連続で、家に着くなりどっと疲れが出たようで、思うように身体が動かない。終了後参加した皆さんでバーベキューに興じたので体中の臭いを消すのと疲労回復の両方を兼ねて帰るなり一風呂浴びることにした。とにかく今回は、参加していただいた新人の皆さんがとても素直で前向き。講師の立場としては進行しやすくありがたい。しかも引率される経営者の方々、あるいは人事の方々など皆とても気さくで飾るところのない素晴らしい方揃いで楽しく有意義な2日間を過ごさせていただいた。別れ際にはたくさんの方から感謝の言葉をいただいたが、こちらの方こそお礼を言いたいくらいである。本当にありがとうございました。

しかし、伊豆方面の旅は何年ぶりだろうか・・・。桜はさすがにピークを過ぎているようだったが、いかにも温暖な気候のようで海岸沿いの道路をバスで走っているだけでとても爽快な気分になる。ふと頭の中を過ぎった旋律はメンデルスゾーン。彼の音楽は、春たけなわの今頃にとてもよく似合う。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
レオ・ブレッヒ指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団

何と1926年(!)録音の名曲名盤。20世紀の前半を代表する大ヴァイオリニストが録音した数々の音盤の中でも屈指の傑作といわれているものである。クライスラーの特徴であるポルタメントを多用した甘く浪漫的な節回しは多少古びた感があるものの21世紀の今でも充分に通用する説得力がある。少なくともメンデルスゾーンのこの協奏曲に関していうならそれは間違いない。音質も予想以上に問題なく、鑑賞に充分耐えうるところがこれまた素晴らしい。
今月末の「早わかりクラシック音楽講座」はこの曲をとりあげるので、比較試聴盤、あるいは歴史的名演の一つとして聴いていただくのもいいかもしれない。

今日は早々床に就こう・・・。

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