かっこ良過ぎ・・・

レッド・ツェッペリン。云わずと知れた70年代を代表するハード・ロック・バンドである。20数年前初めてその楽曲に接した時、既にバンドは解体していた(1980年、ドラムのジョン・ボーナムの突然の事故死による)。オン・タイムで聴けなかったことが残念でならない。
普通ならメンバーを入れ替えて継続するのだが、そこは唯一無二のグループ。解散以外にとる方法は必然的になかったようだ。
とはいえ、未だに影響を受ける後続バンドは数限りなく、21世紀の現在聴いても色褪せないところが素晴らしい。神懸かっている。

ロバート・プラント(ヴォーカル)
ジミー・ペイジ(ギター)
ジョン=ポール・ジョーンズ(ベース)
ジョン・ボーナム(ドラムス)

「レッド・ツェッペリン4CDボックス1968−1980」を聴く。

あえてオリジナル・アルバムではなく上記のセット。90年代に入り、ジミー・ペイジがリマスターし、突如発売された大傑作である。とにかく合計4枚のCDが息継ぐ暇もなくまるで最初からそうであったかのような完璧な順番で蘇るのである。そういう意味ではオリジナルを凌ぐ。最近ではツェッペリンを聴きたくなった時はこの編集盤をトレーに乗っけることが多くなった。
CD1は名曲「Whole Lotta Love」から始まる。そして「Heartbreaker」〜「Communication Breakdown」〜「Babe I’m Gonna Leave You」・・・と続く。
CD4ラストの「All My Love」まで全54曲。とにかく一気に聴くこと。彼らの「凄さ」と「新しさ」を同時に発見することだろう。かっこ良過ぎ。

ちなみに93年になって「Boxセット2」が発売された。こちらは上記の曲を除き、ジミー・ペイジが編集した2枚組全32曲の「裏名曲」集ともいうべきもの。あわせて86曲。おすすめです。

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アレグロ・コン・ブリオ~第5章 » Blog Archive » 祭典の日

[…] Led Zeppelin:Celebration Day John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant and Jason Bonham Recorded Live December 10th, 2007 O2 Arena, London ツェッペリンの普遍性は色彩豊かな多様性にある。 ついでに、20年前にジミー・ペイジがリマスターし、編集した4枚組ボックス・セットから2枚目あたりを取り出して聴いてみた。サードから「フィジカル・グラフィティ」あたりの音楽がばらばらに(というかペイジの思う順番に)収録されているが、久しぶりに耳にしてそう思った。アコースティックなツェッペリン、ハードでヘヴィなツェッペリン。そしてフォーク・スタイルのツェッペリン、ブルース・ツェッペリン、さらに第三世界的ツェッペリン、・・・ともかく自在に変化する彼らの(というかジミー・ペイジの)万華鏡の如くの音楽性を確認し、なるほど、確かに”Celebration Day”は感動的な記録であり、それを観る者(聴く者)を感激の坩堝に追いやるが、残念ながら繰り返し何度もという気にあまりならない(ように思う)。その理由がわかった。 […]

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