時にイカれた世界の音楽を聴きたくなる(笑)。
歌詞カードをじっくり読んで日本語に変換してみると、実にとんでもない内容で、ブログ上で大っぴらにできないなんていうものもざら。歌詞が英語だとその異常な世界が直接的に響かないから音楽そのものを純粋に堪能できるから良い。
たとえそんなだとしても、ルー・リードの作品についてはやっぱり一目置く。
ルー・リードにとってアンディ・ウォーホルというのは師であり、同志であり、友人でもあり・・・。ウォーホルが1960年代のニューヨークでファクトリーと呼んでいたアトリエには様々な人間が関わっていたのだと。それも常識では理解不能の、ホモセクシャルや麻薬常習者、サディスト、あるいは娼婦などいわゆるアウトローの人たちだったとか。アンディ自体が風変わりな感性の持ち主だったのだろう。そういう変態(?)がヴェルヴェッツを見出し、そしてプロデュースした作品が後世のアーティストたちに多大なる影響を与えるのだから、アートの世界、クリエイティブな世界というのは真に紙一重。
デヴィッド・ボウイとミック・ロンソンがプロデュースに携わったルー・リードのソロ第2作。一見異常と思われる世界の中に、これこそが正常だといわんばかりの「愛」に満ち溢れた神のような普遍的なエナジーが発せられる。君たちが作り出した常識という枠はすべて幻想で、私が創出する世界こそが真実なのだといわんばかりに。
ルーは“Walk on the Wild Side”(ワイルド・サイドを歩け)という。
真正面からとらえたら、荒くれ者の、真っ当でない世界に飛び込めということだろうが、もう少し深読みしてみても良いかも。世の中きれいごとでは済まないことも多いのだぞ。表の世界があれば裏社会が必ず存在し、表裏のバランスで社会は成り立っているのだぞ。一般人が見えていない、知らない世界というのも現に存在し、そのお蔭でひとりひとり幸せに生きていられるのだぞと、楽しく説教を食らうよう。
そこにはまさに「システム思考」の考え方がある。すべての事象はつながっており、この世に存在する何一つとして無駄なものはないのだということを別のステージから諭されているよう。37分あまりのこのアルバムを繰り返し聴いて感じたこと。
こんばんは。
Jackie is just speeding away
Thought she was james dean for a day
Then I guess she had to crash
Valium would have helped that dash
「理由なき反抗」?
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>この世に存在する何一つとして無駄なものはないのだ
いつも最後にいい子になるから説得力ないよな。
この世そのものが糞みたいなもので無駄なものかもよ!!
そのくらいの心意気じゃなきゃね、
良い子はワイルド・サイドは歩かないほうがいいぜ(笑)。
>雅之様
この世は聖俗表裏ですわ。
だから無駄かもしれないし無駄じゃないかもしれないし・・・。
>良い子はワイルド・サイドは歩かないほうがいいぜ
というより、良い子にゃ怖くてワイルド・サイドは歩けませんがな・・・。(笑)
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