気持ちいいー♪

medtner_mejoueva.jpg4ヶ月ぶりのトリートメント。いよいよ「こと」が始まる。世の中の混迷はますます複雑化するだろうが、長期的に捉えれば決して悲観的になることもない。以前からセミナーの中ではお伝えしていることだが、自然や宇宙、そして人間はそもそもつながっている。「一つ」なのだ。「ワークショップZERO」は、その「つながり」というものを実際に体感していただくことを趣旨としており、ご参加いただいた方に「他者を受け容れること」、そして何よりも「自分自身を受け容れること」の大切さに気づいていただけるようにプログラムを組んでいる。わずか2日間でその人に見違えるように変化が訪れるわけはその辺りにある。

「ポットが渡され、蓋を開けたら汚れた古い水がいっぱいだったので思い切って捨てた。そして、新しい水をゆっくりと注ぐ。」
眼を閉じていてそんなイメージがふっと湧いてきた。

昨年末からの1ヶ月強というもの、決して万全ではなかった。よく考えもせず勇み足的な行動をしたりして空振りをすることも多かった(そういうことも糧になるのだから、それはそれで良いのだが)。しかし、少なくとも自分がやろうとしていることが「正しい」方向に向かっているんだということが再認識できただけで収穫。自分を信じて、振り返らず前を見て動くこと。

2月21日(土)&22日(日)は福岡で初のセミナーを開催する。そして、3月7日(土)&8日(日)には名古屋で第3回目となるセミナー。一人でも多くの方々に「真実を知ってもらいたい」という気持ちで臨もうと覚悟する。

メトネル:ピアノ作品集2
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

ニコライ・メトネルというロシアの作曲家をご存知だろうか?20世紀前半に活躍したラフマニノフやスクリャービンと同世代のコンポーザー・ピアニストである。ピアニスト泣かせの超絶テクニックの楽曲が多いらしい(素人的に聴いた感じではそれほど難しいとはわからないのだが・・・。それにやたらと音符の数が多いのだと。30分も聴いていると耳が疲れてしまうらしい)。しかし、どれも本当にため息が出るほどの美しさだ。このメジューエワが録音した音盤には作品1の「8つの心象風景」から4曲が収録されているが、その第1曲の譜面冒頭には、ロシアの詩人レールモントフの詩「天使」から冒頭の2行が掲げられている。

深夜の空を天使が飛んでいった
静かな歌をうたっていた
月も星も群衆も
その神聖な歌に聴き入った・・・

「忘れられた調べ」作品39も素晴らしい音楽。第1曲「瞑想」の深み。第3曲「プリマヴェーラ(春)」に感じる新しい息吹。自然への共感。嗚呼どれもこれも名作・・・。


9 COMMENTS

雅之

こんばんは。
メジューエワはかわいいし(笑)、彼女のメトネルのCDは廉価にもなったし前から気になっているのですが、残念ながら未聴ですし、収録曲も勉強不足でよく知りません。私、やっぱりピアノ曲のジャンルは知識に穴だらけで駄目ですわ(笑)。
私が持っているメトネルのCDは、アムランによるピアノ・ソナタ全集のみです。これはシューマンの「交響的練習曲」他のCDと共に、彼の技術的な凄さがよくわかる名盤だと思います。月並みな言葉ですが、じつに感動的です。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/529344
しかし、メジューエワの世界とは対照的なんだろうなあ。
メトネルのこと、これからもっと勉強してみたいです。
※ここから先、ブログ本文とはまるで関係ないコメントで恐縮ですが・・・。
ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカのハイドンの交響曲全集、高校生の大昔のころからずっと欲しかったのに、高くて手がでなかったのですが、今7千円以内で手に入るようになったんですよ!夢のよう!思わず予約しちゃいまして、明日到着予定です。本当に楽しみです!
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3509015

返信する
雅之

おはようございます。
今、出張の帰りで空港のラウンジにいて暇なので、コメントの第2稿を送信してみます。日によって同じ文章を読んでも、全く感想が変わります。今回はその好例です。
>よく考えもせず勇み足的な行動をしたりして空振りをすることも多かった(そういうことも糧になるのだから、それはそれで良いのだが)。
そんなこと、人間だったら当然ですよ。ビジネスでもスポーツでも、それが無ければ進歩なんて有り得ないですよ!
『易経』に、「君子豹変す、小人(しょうじん)は面(おもて)を革(あらた)む」という言葉があります。
「豹の毛は季節によって抜け替わり、斑文が鮮やかになるように、徳のある君子は過ちを改めて善い方に移り変わるが、小人(徳のない人)は表面的に改めるだけで本質は変わらないといった意味」です(語源由来辞典より)。
http://gogen-allguide.com/hi/hyouhen.html
今、一国の首相も、自分の主張がぶれることを気にして、さっぱり成果があがっていませんが、私は一定のストライクゾーンの中で「ぶれる」ことは、良い仕事をする上で、とても大切なことだと思っています。

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岡本 浩和

>雅之様
おはようございます。
このメジューエワの廉価盤はとても良いですね。
雅之さん所有のアムランの全集も所有しておりますが、解釈が全く違って聴き比べると面白いですよ(まさに対照的です)。どちらかというとアムランの方は技術偏重ぎみのようにも感じますが、これはこれで好きです。それでもどちらかひとつと言われればメジューエワ盤なんですが。
ドラティのハイドン全集!僕も雅之さんと同じです。欲しくても確か当時10万円近い値段でしたよね。無理でした。
まだ手に入れてませんが、ハイドン没後200年の今年、彼の音楽を聴くことも多くなると思うので早々に手に入れようと思っています。
あと、第2稿のコメントありがとうございます。
確かに日を改めて読み返すと違った印象を持ちますからね。作曲家の改訂癖というのは意外に当たり前の行為なのかもしれません。
良いアドバイスありがとうございます。そうなんです、決して空振りを悔やんでるわけじゃないんですよ(笑)その経験があっての今なので。
>私は一定のストライクゾーンの中で「ぶれる」ことは、良い仕事をする上で、とても大切なことだと思っています。
おっしゃるとおりです。ありがとうございます。

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まーの

雅之さんへ
実は、メトネルも好きなんです。
ソナタOp.5と忘れられた調べOp.39は弾いたことがあります。
本当にこれもテクニックが大変でした!
また、いつか弾いてみたいです。
もちろん、他の曲も。
是非、雅之さんにも聴いていただきたいです!

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ぴろ

今度は福岡で開催されるんだー。
ちょっとずつ前進してますね!!
素晴らしいセミナーになること間違いなし!!
がんばってください

返信する
雅之

まーの様でメトネル、ぜひぜひ聴きたいです!
難しい曲そうですが、
当地でのリサイタルには、何としても曲目に加えていただきたいです。
聴ける日が来るのを、楽しみにして待ってます!
予習しとかなくっちゃ(笑)。

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