たかまきやすし&東京ベルズ@小諸市民大学魅惑のソプラノコンサート

tokyobells_3高牧康さんが特別出演されるというので、遥々長野県小諸市まで音楽を聴きに・・・。
たかまきやすし&東京ベルズの実演を初めて聴いた。
ハインリヒ・イザークの「インスブルック、いざさらば」での息の長い重厚なハーモニーに痺れた。リンボウ先生(林望氏)の名訳による日本語の美しさにあらためて感動。

安らぎは君
君ただひとりよ
誠ぬきんでて 神よ護らせ
操濁らざれ やがて帰りこむ

この「やがて帰りこむ」というフレーズに釘づけ。4声の見事なハーモニーは、もちろん作曲家のなせる業だが、それ以上に高牧康さん率いる東京ベルズの家族のような息の合ったアンサンブルによるところが大きい。コンサート後、松本へのワンボックスカーでの移動を共にさせていただき、食事までご馳走になったが、何より皆さん分け隔てなく本当に仲が良い。同じ釜の飯を食い、まさしく「寝食ともにする」という行動スタイルの賜物であろう。

第34回小諸市民大学
魅惑のソプラノコンサート
2014年9月5日(金)19:00~21:00
小諸高校音楽科ホール
第1部
・パイジェッロ:愛しい人が来る時~「恋に狂ったニーナ」よりアリア
・アレッサンドロ・スカルラッティ:菫
・パイジェッロ:もう私の心には感じない~「美しい水車小屋の娘」より
*ルートヴィヒ・ゼンフル:エルスライン、いとしいエルゼライン
*ハインリヒ・イザーク:インスブルック、いざさらば
・別宮貞雄:「淡彩抄」よりⅠ.泡、Ⅱ.蛍、Ⅳ.涼雨、Ⅴ.別離、Ⅶ.天の川
休憩
第2部
リヒャルト・シュトラウス:
・「いつも同じ」作品69⁻3
・「夜」作品10⁻3
・ベルク:ナイチンゲール~7つの初期の歌
・ヨーゼフ・マルクス:昨日彼は私にバラを持って来た
*クレマン・ジャヌカン:「鳥の歌」第2版
・ヨハン・シュトラウスⅡ世:郊外のジーヴェリングではリラの花が咲き~「踊り子ファニー・エルスラー」
レハール:
・ヴィリヤの歌~喜歌劇「メリー・ウィドウ」
・私の唇は熱くキスをする~「ジュディッタ」
~アンコール
古市善子(ソプラノ)
山岸茂人(ピアノ)
たかまきやすし&東京ベルズ(*)

今夜のメインはもちろんソプラノの古市善子さん。
第1部は、バロック期のイタリア歌曲を中心に。
とはいえ、僕の中では一番の発見は別宮貞雄。決して調性をはずれることのなかった最後の新ロマン主義の旗手ともいうべき作曲家の作品を生では初めて触れた。これらの歌曲は、いかにも19世紀風の浪漫をベースにしながら、それでいて20世紀後半の、どちらかというとポピュラー的な革新的イディオムを散りばめた傑作たち。

第2部は20世紀独墺ものを中心に構成される。リヒャルト・シュトラウスの、こちらも調性の崩壊のない、極めて純音楽的な佳作が見事に披露される。続くアルバン・ベルクの初期の歌も素晴らしい。
最後は、まさにクライマックスとなるウィーン喜歌劇からのアリアたち。レハールでは東京ベルズもコーラスで加わり、見事なアンサンブルが繰り広げられた。

いつの時代も、どこの国でも「歌」は本当に素敵だ。

 

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