思い込みをしないこと。自分のものさしで人を計ろうとするととんでもないことになる。人間ひとりひとりユニークな存在であり、考え方も感じ方も千差万別。同じ事象においても10人いれば10通りの感じ方が存在する。しかも、そのどれもが正解なのである。それゆえ人間って面白い。
2010年最初の「ワークショップZERO」が無事終了した。今回もとてもよかった。とはいえ、ファシリテーターとして喋り過ぎは禁物であることを再確認。どうしても個々の実習に対して言葉を付け足したくなる。それはあくまで岡本個人の意見であり、勝手な概念である。考えすぎないで直感的に生きることの重要性、そしてありのままの自分を知り、認め、受け容れることを標榜するからには、地でそういう行動をとれないことには話にならない。それでもついつい言いたくなってしまう・・・。反省・・・。
人と人とは根源的につながっている。もちろん自然、地球とも個々はつながっている。究極は言葉は必要でない。触れることさえなくても、目と目で通じ合う、そういう「力」を人間は有している。一体となるその瞬間を体感すれば、自分を信じること、そして他者を受け容れることの大切さが身に染みてわかるだろう。
ジョン・レノンがビートルズを離れて最初にリリースしたアルバム「ジョンの魂」。そこにはジョン・レノンというひとりの人間の生き様が「素」のまま表現されている。等身大の、ありのままのジョンが映し出されている、そういう名盤なのである。このアルバムに収録されている「Love」。愛おしくも普遍的な歌詞、そして清らかな癒しの音楽。
このレノンの名曲をレターメンという3人組コーラス・グループが名アレンジでカバーする。
The Lettermen:Capitol Collectors Series
ジョンの原曲がプリミティブなありのままの「愛」を表現する心の叫びとするなら、レターメンの「Love」は化粧を施しながらも心の奥底に響き渡るソフィスティケートされたリラクゼーションの音楽。本当に癒される。そして、人が愛おしくなる。
Love is real, real is love,
Love is feeling, feeling love,
Love is wanting to be loved.
Love is touch, touch is love,
Love is reaching, reaching love,
Love is asking to be loved.
Love is you, you and me,
Love is knowing we can be.
Love is free, free is love,
Love is living, living love,
Love is needing to be loved.
愛は真実 真実は愛
愛は感じること 愛を感じること
愛とは 愛されたいと望むこと
愛はふれあい ふれあいは愛
愛は手を伸ばし 愛に届くこと
愛とは 愛されたいと願うこと
愛は君
君と僕
愛は知ること
自分たちの生きる意味を
愛は自由 自由は愛
愛は生きること 愛を生きること
愛とは 愛されたいと求めること
ひとりでも多くの方に聴いていただきたい、そんな音楽だ。
おはようございます。
レターメンの歌った「Love」、しっとりと聴かせて素晴らしい出来でしたね。仮に60年代~70年代の恋愛映画に使われてもピッタリだったでしょうね(イメージするのは「卒業」みたいな映画)。アレンジ共々最高です。しかしジョン・レノン、こんな単純な歌詞からでも、普遍的な愛についての、これほどまでに深みのある曲を書いたのですから、天才と言うしかないでしょうね。
>思い込みをしないこと。
私は最近、今の若い世代の書いたり歌ったりする歌は画一的だなあと思い込んでいたのですが、息子・娘から1曲だけ教わり、あっさりその自論を否定されてしまいました。
岡本さんは、今、小・中学校の音楽の時間や合唱コンクールで当り前のように歌われている「COSMOS」( 作詞・作曲:ミマス 編曲:富澤 裕)
http://ja.wikipedia.org/wiki/COSMOS
という歌をご存じですか? 私はお恥ずかしいことですが、まったく知りませんでした。
昨日初めて聴いて、思わずジンときてしまいました。こんなにいい歌があったなんて・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=_h5f_Yzvup0
>人と人とは根源的につながっている。もちろん自然、地球とも個々はつながっている。
http://homepage1.nifty.com/mrjsroom/midi/words/cosmos.htm
>雅之様
おはようございます。
ジョン・レノンは宇宙人でしょうね。でないと、こういう音楽は書けません。
「COSMOS」は知りませんでした。いい曲ですねぇ。
ご教示いただきありがとうございます。
この曲を作った音楽ユニット『アクアマリン』のミマスさんは興味深いですね。彼のブログも発見しました。↓
http://aqumari.blog115.fc2.com/