「受け入れる」ってどういうことだろう?
いろいろな考え方があろうが、さしずめ、自分の概念にないことを理解し、認めるということだろうか。
何でもござれというスタンスで鷹揚に構えていれば、人との関係でストレスなど生じることは少なくなるはず。なのに、「こうあらねばいけない」とか「自分は◎◎◎なのに」と愚痴が始まると途端に物事が行き詰ってしまう。それどころか、原因が些細なことであったとしても積もり積もって大きな問題に発展してしまうことも多い。
人はそれぞれ「個性」というものを持っており、生まれ育った環境も経験も皆違うのだから、100%わかり合うなどそもそも不可能だということを知った方が良い。
先月のセミナーでは一卵性の双子が参加した。ある実習で、子どものころに感じていた感覚を思い出したということだ。それは、二人の間に「壁」が存在しないということ、つまり、赤の他人なら一体になるということはそうそう簡単ではないのだが、向かい合って目線を合わせていると、水のように同一化してしまう感覚に襲われるのだという。もっというなら、特に子どもの頃は、片方が怒りの感情を覚えると、遠く離れていても同じ感覚を味わったり、一方が危ない目に遭うとテレパシーのようにそれを直感的に感じることができたというのである。大人になるにつれそういうことは減ったそうだが、セミナー中にそういう感覚を思い出し、取り戻したということは、手前味噌ながら「ワークショップZERO」には、人をありのままに戻し、潜在的に持っている「脳力」を回復させる力がありそうだと実感した。双子の研究というのはおもしろそうである。
本日、「ワークショップZERO~人間力向上セミナー」の第1日目を終え、例によってすがすがしい気持ちを覚えた。たとえ年齢層がばらばらでも、コミュニケーションの真髄を伝授すれば確実に人はひとつになれることをまた確認した。「つながっているんだ」ということをひとりでも多くの方に知っていただきたいと心から思った。
3月も末だというのにめっきり寒い。
オペラの有名な合唱曲を集めたこの音盤は、シノーポリの卓越した指揮により末代まで残してよい名盤だと僕は思う。かれこれ20年以上所有していることになるが、棚の奥に埋もれることなく、時折聴きたくなるのだから間違いない。それに僕の個人的な好みだが、オペラの中の合唱曲ってどうしてこうも魅力的なのだろう。美しい旋律が多いことも理由のひとつだろうが、人の声が織りなす響きが腹の底、いや、心の奥にまで響きわたり、まさに自身の身体と一体になるような錯覚を覚えるのである。とにかく気持ち良い。
こんばんは。
>たとえ年齢層がばらばらでも、コミュニケーションの真髄を伝授すれば確実に人はひとつになれることをまた確認した。「つながっているんだ」ということをひとりでも多くの方に知っていただきたいと心から思った。
素晴らしいです。
ご紹介のCDも昔から大好きです。
話はまったく違うのですが、最近の小・中学、高校生の合唱コンクールの課題曲や、卒業式などで歌われるJポップの歌って、何でこんなに泣けるいい歌が多いのでしょう? 正直、クラシックよりも余程感動・共感することが多いです。この春は、息子、娘の中学校、小学校の卒業で、心の底からそう思いました。次に挙げる2曲などは、確実に「未来に残る屈指の名曲」だと思います。おじさんが聴いても、心から泣けます。
「手 紙」 作詞・作曲:アンジェラ・アキ
http://www.youtube.com/watch?v=Mph1oYYJz4c&feature=related
「YELL(エール)」 作詞・作曲:水野 良樹(いきものがかり)
http://www.youtube.com/watch?v=1ggWMp-AFjo
ああ、また泣きました。
>人の声が織りなす響きが腹の底、いや、心の奥にまで響きわたり、まさに自身の身体と一体になるような錯覚を覚えるのである。とにかく気持ち良い。
同感です。この歳で合唱やりたくなりました。
>雅之様
ご子息ご令嬢のご卒業だったんですね!おめでとうございます。
「手紙」も「YELL」も良い曲ですよね。僕も好きです。
それにしても人生の節目という時期は何かと感動的ですね。何かが終わり、新しい何かが始まる、そんな予感にうきうきするのです。
実は僕は大学入学当初混声合唱団に入ろうと思い、2度ほど部の部屋を訪れました。楽譜も読めず、絶対音感もなかった僕はレベルの高さにびびってしまい、断念してしまいました。
今から考えると無謀にチャレンジしておけばよかったと思っています。(苦笑)