皇帝賛歌

haydn_77_74_abq.jpg梅雨入りのお陰で天候が不順になる。午前中は快晴、今は雨。昨日は夜遅くまでミーティングしていたものだから、W杯のカメルーン戦を観ず仕舞い。今朝から世間では専らその話で持ち切り。もちろん新聞は読むし、ニュースも観るから「結果」についてはよく知っているのだが、何だかおいてけぼりになってるような気がしてならない。

午前、成城でNPOポジティブ心理学研究会定例勉強会に参加した後、午後はホームページの修正・更新作業と新たな企業向「メンタルヘルス不調予防」研修の叩き台の練り込み作業。

支援型レンタル・サロン「エルーデ・サロン」が7月から本格オープンし、中で様々なワークショップがスタートする。誰もが潜在的にもっている能力(脳力)を十分に発揮してもらい、世のため人のために尽くせるような人財を排出できるよう気合い十分で出帆するのだ。ちなみに僕は「才能開花コンダクター」として登録されているが(苦笑)、多少大袈裟なネーミングとはいえ、一方でこれまでの経験を踏まえての「事実」でもあるので恥ずかしながらそれはそれで良しとしている。

オープンを記念して、ワークショップZEROも特別優待価格にてご参加いただけるようにした。とにかくひとりでも多くの方に体感いただき、自身の強みを知り、才能をこれまで以上に伸ばしていただきたい、そういう想いでいっぱいなのである。

ところで、今日はハイドンを聴いている。老練の演奏家の深い意味を持つ演奏も捨て難いが、デビュー直後の若々しい、(竜馬のように)将来を夢見て前のめりにアタックする演奏が、今日のような日には相応しい。

ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調作品76-3「皇帝」&第74番ト短調作品74-3「騎士」
アルバン・ベルク四重奏団

デビュー盤ベルク集に続く、アルバン・ベルク・カルテットの2枚目、1973年の録音である。昔、この音盤を初めて聴いた時、例の「皇帝賛歌」のメロディにすぐさま感化された。だから、いまだにこの旋律を聴くと、その頃のことをまざまざと思い出し、とても懐かしくなる。不思議と涙を誘う音調だが、この曲にはそもそも様々複雑な背景がある。このメロディをことのほか愛した作曲家は、1809年、ウィーンがナポレオンによって占領される直前にピアノで盛んに奏でていたとのこと。それほどの故国に対する
「想い」が詰まった泣ける音楽なのだ。

ハイドンが亡くなったのは1809年5月31日。それと呼応するかのように、ウィーンがナポレオンにより制圧されたのが同年6月1日。作曲者の「心の叫び」が聴こえる・・・。

2 COMMENTS

雅之

おはようございます。
「皇帝賛歌」のメロディは、現在の「ドイツ国歌」そのものになってしまったので、サッカーファンとしては、ハイドンの弦楽四重奏曲より、それこそサッカーのワールドカップなどでの試合開始前の国歌斉唱で耳にすることが圧倒的に多いです。しかし、オーストリアの人々にとっては、ほんとに複雑な気持ちでしょうね(特にドイツ対オーストリアなんていう試合においては・・・)。
「ドイツ国歌」を聴くと、反対にフランス国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」も思い出します。この歌は、フランス革命政府によるオーストリアへの宣戦布告の知らせがストラスブールに届いた1792年4月25日から翌26日の夜にかけて、当地に駐屯していた工兵大尉ルージェ・ド・リールが一夜にして作詞作曲し、当時のライン方面軍司令官ニコラ・リュクネール元帥に献呈したといわれており、作曲当時のタイトルは『ライン軍のための軍歌』 (Chant de guerre pour l’armée du Rhin) だったそうです(ウィキペディアによる)。
そして「ラ・マルセイエーズ」といえば、何といってもクラシックファンにはすっかりお馴染みの、チャイコフスキー作曲「序曲1812年」ですね(笑)。
Tchaikovsky “1812 Overture” with 105mm Cannons 20071020
http://www.youtube.com/watch?v=w-4SRvGUtn8
ここでのナポレオンは、ついに究極の悪役です。
ハイドン、ベートーヴェン、チャイコフスキー・・・、クラシックとナポレオンは関わりが深いし、このへんの話をすると、ほとんど世界史の話題になっちゃいますね(でも男はこういう話、大好き・・・笑)。
だいぶ軍事色が強くなりました。岡本さんのブログに相応しく、同じ「ラ・マルセイエーズ」を使っていても、ビートルズの「愛こそはすべて」”All You Need Is Love”をリクエストして、今朝の私のコメントを閉めましょう(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=5dPcUXqZ3cA
それにしても”All You Need Is Love”・・・ですよね、岡本さん!!(笑)。

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岡本 浩和

>雅之様
こんにちは。
>オーストリアの人々にとっては、ほんとに複雑な気持ちでしょうね
ですよね・・・。でも、意外に今の人たちはどうでもいいと思っているかもしれませんよ。
>クラシックとナポレオンは関わりが深いし、このへんの話をすると、ほとんど世界史の話題になっちゃいますね
僕も受験の時には世界史をとっていたので、好きですねぇ、こういう話題。
>「愛こそはすべて」”All You Need Is Love”
これはほんとに名曲です。
そうです、”All You Need Is Love”・・・です!!(笑)

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