再び音楽のない一日

 

east_of_eden.jpg午後、岐阜県瑞浪市に車で移動。Uターンラッシュのため名神高速が渋滞しており、通常より2時間近く余計に時間がかかっての到着。その間、半分くらいは居眠りをしていたが、車の中で流されるCDをぼんやり聴く。愛知とし子のファースト・アルバムから映画音楽など普段あまり聴かないような音楽も自然と耳に入る。
中でも、久しぶりに聴いて感動してしまったのが、「エデンの東」のテーマ音楽。ライト・クラシック調のこういう音楽は若い頃相当低く見ていたが、何の何の・・・、軽い眠りから目覚めたときに耳にするだけで一気に爽快な気分を味わわせてくれる。50年以上前、空前の大ヒットとなった音楽は新鮮でありながら普遍的。作曲はレナード・ローゼンマンのようだが、それよりもヴィクター・ヤング楽団の演奏の美しさが魅力的。ヴィクター・ヤング楽団の演奏をいろいろと聴いて勉強してみたくなった。

レナード・ローゼンマン:映画「エデンの東」~テーマ音楽
ヴィクター・ヤング楽団

年末年始休暇もいよいよラスト。明日1日岐阜で過ごし、夕方帰京予定。
2011年がいよいよ始動する。


4 COMMENTS

雅之

おはようございます。
音楽に「重い」も「軽い」もないんだ、あっても、それも幻想なんでしょうね。好きな音楽は好き、ただそれでいいんだと思います。「音」の「楽」なんですから(笑)。
旧約聖書・創世記でのカインとアベルの物語を題材にした「エデンの東」は、映画も「深い」です。音楽は、淀川長治さんによる名調子の解説まで思い出し、とても懐かしいです。
中1の娘が今年の拙い弾き初めは、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2でした。ベートーヴェンの、最も「軽い」ピアノ・ソナタ。
最も「重い」Op.106『ハンマークラヴィーア』と意図的にカップリングした仲道郁代さんのCDは、対比の妙がじつに見事です。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番、第20番、第29番 仲道郁代
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2518596
第20番、仕事始めの前に聴くのにぴったりです。
http://www.youtube.com/watch?v=EVlllYOP_9A

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。
おっしゃるように音楽に軽いも重いもありませんね。ここのところ特にそう感じます。
「エデンの東」は映画も素晴らしいですしね。久しぶりにじっくりと観たくなりました。
ところで、ご紹介の仲道さんのベートーヴェンは未聴ですが、この組み合わせはなかなか面白そうですね。
僕も第20番は好きな音楽です。

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雅之

そういえば、「エデンの東」のテーマ音楽といえば、昔から大好きな夭折の作曲家、ロットの、交響曲
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AC-%E3%82%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3/dp/B0002RN9QI/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1297491332&sr=1-1
の循環主題そっくり
http://www.youtube.com/watch?v=P8EfL0fqHsk
なのに、なぜこの日の話題の時、それを思い出さなかったのでしょう。
この交響曲は各楽章で、ブルックナー風だったり、マーラー風だったり、ブラームス風だったりもしますが、間違いなく傑作です。ロットについては、これ一曲聴いただけでも途轍もない才能を持った作曲家だったと思います。マーラーは、彼の影響を相当受けていたでしょうね。
それにしても、レナード・ローゼンマンがパクったのか、偶然似たのか・・・。岡本さんはどう思われますか?

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。
これは驚きですねぇ!!
僕はロットは名前は知っているものの、その音楽を聴いたことがなかったので、卒倒しました(笑)。
>間違いなく傑作です。
そんな感じですね。早速仕入れます(笑)!
>レナード・ローゼンマンがパクったのか、偶然似たのか・・・。
いやぁ、これはパクりでしょう!!

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