小川典子 ムソルグスキー 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」プロローグ第2場「戴冠式の場」(1997.8録音)

ムソルグスキー:
・歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」プロローグ第2場「戴冠式の場」
・歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」第3幕第2場「ポロネーズ」
・歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲「モスクワ河の夜明け」
・歌劇「ホヴァーンシチナ」第4幕第1場「ペルシャ女奴隷の踊り」
・歌劇「ホヴァーンシチナ」第4幕第2場への序奏と「ゴリーツィン公の流刑」
・歌劇「ソローチンツィの定期市」第1幕「市場の情景」
・歌劇「ソローチンツィの定期市」第3幕第2場「ゴパック」
・組曲「展覧会の絵」(自筆譜からの演奏)
小川典子(ピアノ)(1997.8録音)

プロローグ第2場、ボリスの戴冠式のシーン。
小川典子の、作曲家自身による自筆のピアノ譜による渾身の演奏に僕はただただ感動した。
これぞ本来あるべき姿という赤裸々な作曲家の内なる精神の叫びに触れることのできる機会といえる。

ムソルグスキーの清廉な魂からの喜びが反映される、美しき歌。
ボリスの治世には災害や飢饉、疫病が多発したらしい。
力ある王の前にはそういう劫難が得てして頻発するものだ。

プーシキンの戯曲は史実に基づくものだろうが、真偽のほどを僕は知らない。
ボリスは1605年4月23日(ユリウス暦では4月13日)に癲癇の発作で急逝したとされる。(僕の頭の中ではドストエフスキーと被る)。
没後420年!

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