感謝

昨日まで実家に帰省していた(直前、岐阜の瑞浪市に滞在、そして伊勢神宮に参拝し、久々の「旅」を堪能した)。僕の実家のある地域では毎年8月16日がお盆の「お墓参り」の日と決まっている。というわけで、年に一度ご先祖様にお参りするために、兄弟姉妹、叔父叔母など普段顔を合わすことのない親戚中が勢ぞろいするお正月以上に賑やかな時季なのである。ほとんど田舎の風習といってもいいくらいだが、朝 8時くらいからお墓に花などを供え、お寺で「施餓鬼」という法会が行われる。

※施餓鬼
ウィキペディアによると「六道輪廻の世界にある凡夫の中でも、死後に特に餓鬼道に堕ちた衆生のために食べ物を布施し、その霊を供養する」と浄土宗の儀礼らしいが、仏教のことは不得手なのでこれ以上は言及しない。

今日はモーツァルトのレクイエムを聴く。

モーツァルト:レクイエムニ短調K.626(ジュスマイヤー版)
カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

モーツァルトは、自らの死を予感し「レクイエム~死者のためのミサ曲」を書いたといわれている。尤も、彼の絶筆であるゆえ現今演奏されているものは、弟子や以後の研究者が補筆完成した版によっているので、それぞれのバージョンで賛否両論があり、ややこしい「問題」をもった作品でもある。いわゆる未完の作ゆえモーツァルトの作品であるとは認められない人たちもたくさんいるようだが、やはり「短調のモーツァルト」の大傑作の一つと言って間違いない。「死者のための鎮魂曲」であるのでそうそう日常的に聴く音楽ではないが・・・。

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