ワーグナーの音楽はいつ何時聴いても圧倒的

音楽というのはオアシスだ。
ここのところ滅法忙しい。早朝に家を出て、夜遅くに戻る生活が続くが、それでも夜更けに音盤を1枚選びだし、じっくり聴いた上でブログ記事を書くという行為は止められない。
眠るのを短くしてでもとにかく音楽には触れたい。思考が停止するほど「お疲れ」モードであれば尚更。
明々後日には1ヶ月ぶりの「クラシック音楽講座」を持つ。テーマはJ.S.バッハ。楽しみだ。

さて、今夜はどうするか・・・。
ちょっと前に話題にしたマゼールの「言葉のない『指環』」について書いてみようか。
とにかくあの重厚長大な畢生の大作がたったの1時間と少しで俯瞰できるという点が素晴らしい。そして起承転結をきちんともった交響詩として機能しているのだから凄い。これはマゼールの編曲能力の高さもさることながら、やっぱりワーグナーの創造力の偉大さの為すところだろうと納得する。リヒャルト・ワーグナーは西洋クラシック音楽の頂点であり、クライマックスである。

ワーグナー:言葉のない「指環」(ロリン・マゼール編曲)
ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2000.10.17&18Live)

ベルリン・フィルの金管群の上手さが際立つ。
それにしてもフィルハーモニーに空席が結構目立つことが気になる。
若い頃のマゼールのことはあまりよく知らないが、1980年頃にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに出演するようになった時から何となく耳にしてきて思うこと。実に色気よりは機械的な正確さを感じさせる音楽家だということ。上手いのだけれど、中身はどうなんだ?!そんなことを考える。
ちなみに、僕は最近の彼の演奏を聴いていない。年齢を加えるに従って彼の音楽は深まっているんだろうか?先日のN響とのワーグナーがそれを確かめるチャンスだったのだが、いかんせんNHKホール・・・(しつこい?!笑)。あれを実際に聴かれた方にいろいろと確認してみたい。

とはいえ、ワーグナーの音楽は何度聴いても圧倒的。フィナーレで、ハーゲンが「指環に近づくな!」と叫ぶところから、オーケストラだけの後奏になり「愛の救済」のモチーフが奏でられるところはもう圧巻!マゼールの表情も一変し、その場の「波動」が上がる。ここは相変わらず震えが止まらないくらいに感動する場面だ。

嗚呼、「指環」全曲をじっくり聴いてみたくなった(時間的に全く無理だけれど・・・)。


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