360度のものの見方

eiichi_ohtaki_each_time.jpg先月、中央区の新場橋区民館で開催した「野田プロジェクト」のフォローセッション。セミナー受講後の様子を2時間ばかりヒアリングしながら、意見交換。セミナーで気づきを得たものの、現実にはこういうところが問題だ、こういうところがうまくいかないなどの話になるのかと思いきや・・・。少なくとも先日の皆さんはもともと意識が高いのか、すぐさま仕事やプライベートに生かされているようで、僕の方がずっと驚かされた。逆に考えると、それくらい衝撃的なセミナーだったのかもしれないが(笑)。
ともかくひとりでもたくさんの方のお役に立ちたいと心底思った。そもそも誰もが本来は「人間力」をもっているのだから、ただそのスイッチを入れるだけでいいのだから。

セミナーを受講いただいた方々に気づきを深めていただくためのヒントをあちこち探している。とある友人からNLPについて聴いてみたり、いろいろと目についた書籍を読んでみたり・・・。どれもがそれなりに「わかる」のだが、決定的なものじゃない。「人間力」開発のポイントは、①等身大の自分自身を知り受け容れること、②他人を理解し受け容れること、③関係構築、すなわちコミュニケーション力を伸ばすことだと僕は捉えているのだが、中でも「他人を理解する」能力を磨くための、あるいは360度の観点から物事を感じ捉えることができるようになるための「これだ!」と唸るような実習ってないものかな・・・。

大瀧詠一:EACH TIME

午前0時を目前にしての大瀧の音楽は不思議に安心感があり、身に染みる。僕は大瀧詠一が好きである。彼は限られたシングルを除き、もう何十年も新作は発表していない。「福生の仙人」と呼ばれる彼の思考の隅々までは推し量る術はないが、25年前に発表されたこのアルバムを聴いてみると彼の音楽が時代を先取りしていることが明らかにわかる。今の時代に聴いても音がまったく古びていないのだ。マーラーじゃないが、「時代が大瀧詠一に追いつく」まで彼はニュー・アルバムは出さないのだろうか・・・(いやもう一生ないかもしれない)。

「ペパーミントブルー」

この決して直接的でない、オタク的なものの見方、こだわりが良い。柱の影からそっと気になる人を観察するというような・・・(笑)。ある見方をすればストーカーだが、別の方向から見たら初心(うぶ)で可愛い。

2 COMMENTS

雅之

おはようございます。
大瀧詠一の『EACH TIME』は、『ロンバケ』同様、80年代によく聴きました。あのころの大瀧さんは、驚異的な大活躍でしたね。松田聖子のプロデュースまで手掛けてましたものね。
山下達郎、大貫妙子がデビューした「Sugar Babe」っていうバンドが昔ありましたよね。“ナイアガラ・レーベル”第1弾のアルバム『Songs』(大瀧詠一プロデュース)は、今でも最高の中の最高の中の最高の中の最高の中の最高だと思います(しつこい!)。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1447666
大瀧詠一と山下達郎は、今でもすごく仲がいいらしいですよね。お互い才能を認め合ってるんでしょう。
『Songs』を聴くとね、いやー、20代になったばかりの山下達郎も大貫妙子も、やっぱあのころから天才だったなあと心底思いますわ!
復活せーへんのですかねぇ、このバンド。

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岡本 浩和

>雅之様
おはようございます。
やっぱり雅之さんも大瀧さんにはまってましたか!今から考えると当時の日本の音楽シーンは面白かったですね。最高です。
シュガー・ベイブの「Songs」!!僕も大好きです。
>今でも最高の中の最高の中の最高の中の最高の中の最高だと思います
同感です!!
はっぴいえんどといい、シュガー・ベイブといい、70年代初頭のバンドのライブは、本当に聴いてみたかったです。雅之さん、またドラえもんを呼んでください(笑)

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