キース・ジャレット、そしてムノツィル・ブラス

bach_well_temperd_2_jarrett.jpg本日は「成人の日」。新年もあっという間に10日が過ぎた。
外は驚くほど寒い。さすがに東京では雪にはならないが、体感温度は0度近いのではないか・・・。

朝から妻とホームページのリニューアルについてミーティング。エルーデ*サロンのこと、転職支援の新プロジェクトのことなど。夢はいろいろと膨らむが、焦らずまずはひとつひとつ形にしてゆくことだろう。

世間では風邪が流行っているのかアポイントがキャンセルになる。お陰でじっくりといろいろ考えることができて良かった。

高校サッカーや大学ラグビーが面白い。これまであまり注意して観ていなかったが、昨年タグラグビーにまつわる研修(スポコレ・ワークショップ)を開発して以降はアマチュア・スポーツに俄然興味をもつようになった。箱根駅伝についてもそう。これまで漫然と観ていたが、今年は違った。母校の早稲田大学が総合優勝を果たしたからではない。個人プレーのようにもみえる競走もチームワークの産物なんだということがよくわかった。

今の時代、やっぱり大事なのはチームワークだろう。スポーツを通じて「連携」を学べた若者たちはこれからの時代、本当に貴重な戦力になるのだろう。

キース・ジャレットはソロでも異様な力を発揮し、もちろんトリオやカルテットなどチームプレイにおいても素晴らしいリーダーシップを発揮する。

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
キース・ジャレット(ハープシコード)

ところで、前奏曲とフーガ第5番ニ長調(フーガのパート)を聴いて、「あれっ」と感じた。先日の早わかりクラシック音楽講座でも採り上げた、ベートーヴェンの第5交響曲の冒頭主題は実はここからヒントを得ているのではないかと・・・。何の根拠もないが、ベートーヴェンがハイドンやモーツァルト以上にバッハを師と仰いでいただろうことからそんなふうに思った。

ベートーヴェンはそこにあるものを独自に料理、昇華し、新しいものを創造する天才である。バッハはそれまでの芸術を統合し、ひとつの規範を創った。ベートーヴェンはそこからさらに飛躍しようと現代音楽につながる革命を起こした。バッハもベートーヴェンもそういう意味では「人間」でないのかも・・・。

Mnozil Brassというオーストリアのコミック・バンドの映像を観た。相当レベルが高い。それに最高に面白い。

Bohemian Rhapsody
William Tell Overture
Rimixes Edelweiss


2 COMMENTS

雅之

こんばんは。
>母校の早稲田大学が総合優勝を果たしたからではない。個人プレーのようにもみえる競走もチームワークの産物なんだということがよくわかった。
「斎藤佑樹は何か持っていると言われつづけてきました。今日、何を持っているか確信しました。それは仲間です」
http://www.youtube.com/watch?v=LgWKHBEVzKs&feature=related
ひとりの友の友となるという
大きな成功を勝ち取った者
心優しき妻を得た者は
彼の歓声に声を合わせよ
そうだ、地上にただ一人だけでも
心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者は
この輪から泣く泣く立ち去るがよい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)
チームのエースも、ベートーヴェンと同じく孤独なんだと思います。
だからこそ、誰よりも仲間の有難味を身にしみて実感するのでしょう。
前奏曲とフーガ第5番ニ長調(フーガのパート)と「運命」冒頭主題の件、なるほど何か関係があるかもしれませんね! もう少し、いろいろ調べてみたいですが、ひょっとすると岡本さんの大発見かもしれまんね(笑)。
ご紹介のMnozil Brass、確かに上手いですねぇ!! とても感心しました。

返信する
岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。
斎藤佑樹のインタビュー、素晴らしいですね。
でき過ぎのような気もしますが(笑)。
>チームのエースも、ベートーヴェンと同じく孤独なんだと思います。
だからこそ、誰よりも仲間の有難味を身にしみて実感するのでしょう。
同感です。
大発見ですか!どこかで誰かが何か書いているかもしれませんよ。(笑)。僕も少し調べるようにしてみます・・・。

返信する

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

アレグロ・コン・ブリオをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む