先日の「新入社員合同合宿研修」のフィードバックということで渋谷のP社を訪問する。小1時間ほど、終了後の感想や今後の展開などについてミーティングをしたが、概ね好評で、半年後のフォロー研修や来年度のことも視野に入れながら進めていきたいということになった。自分的には若干の反省点はあるものの、まぁ100点に近い内容だったと自負があるものだから、まずは納得。ただし、人間の思考や行動パターンはそうそう簡単に変わるものではない。行動変容の大きなポイントは、継続的なフォローにあると思うので、そのあたりを今後の課題として提案していけたらもっと良いものになるだろう。
ミーティング後、「マネージャー研修」の振り返りミーティングがあるというので、2時間ほど居残り見学させていただいた。個人が課題を発表し、それに対して残りの参加者がコメントをする。ただし、アドバイスはしてはいけないとのこと。なるほど、アドバイスというのは相手より一段上からものを見るような感覚があるからだろう、あくまでその課題に関係するような自分自身の実体験を事実ベースで述べろという指示があった。たくさんの方からの意見を聴いていると、各人の気づきも増す。簡単なことだが、日常の業務の中ではなかなかできないことだ。
21:00からもう1件、明日のセミナーのためのミーティングがあったのだが、相手の都合で流れた。1ヶ月半ぶりの「人間力向上セミナー」。毎度のこと前日の夜はワクワク感と緊張感でいっぱい。
パガニーニ:24のカプリース作品1
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
ニコロ・パガニーニ。その超絶技巧は「悪魔に魂を売り渡した代償だ」と噂されたほど、当時の一般大衆の心を鷲づかみにしたという。今でいうほとんどアイドル的存在である。
確かにこのカプリースの主題を使って、変奏曲を書いたり、ピアノ編曲を行った後世の作曲家は多い。リスト、シューマン、ブラームス、ラフマニノフなどなど。
初めて聴いた時はそのあまりのヴィルトゥオーゾリティに腰を抜かすほど感動したものだが、こういう曲集は聴けば聴くほどマンネリ化してくるもので、最近はほとんどプレーヤーにかけることもなかった。それが、例によってメンデルスゾーンを頻繁に聴いている関係で、彼のヴァイオリン協奏曲のカデンツァがこのカプリースの第1番と類似していることに気づき(昔からどこでも指摘されてきたことだが)、久しぶりに取り出してみたものである。
うーん、素晴らしい。J.S.バッハの無伴奏ものが天上の調べであるとするなら、パガニーニのは人間界のもつ種々様々な感情の坩堝。そういう意味では、確かに「悪魔」かもしれない・・・。
ところで、シュロモ・ミンツは最近はどうしているのだろうか?
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