朝6:00起床。曇り空。
昨夜知人から電話が入り、早朝カウンセリングの予約が入る。7時から小1時間ほど自宅近くのファミリー・レストランでお話させていただいた。相談する当人は焦りやこれまでの後悔や何やらで大変な様子なのだが、何とかしたいという思いだけが先走りして結果的には空回りしそうな気配がした。「他人と過去は変えられない」。その言葉通り、あなた自身が変わるために自分の掘り下げや参考図書を読んだりすることをすすめた。
世の中もいろいろと問題が多発しているが、こうやって個人にフォーカスしてみると、誰もが大なり小なり問題を抱え、相応の悩みというものをもっているようだ。
「人間力セミナー」の中でいつもお話するのだが、身の周りで起こる問題の大半は「人間関係」から生じるトラブルである。自分のことを知らなかったり、他人を理解し承認する器がなかったり・・・。そのあたりの勉強をし、他者を自然に受け容れる術を学べば、ものの見方、人とのコミュニケーションのとり方が変わり、物事がうまく行くはずなのだが。
「自分中心の思考」から「他者との関係性の中での自分という視点」をもつようにすることで自ずと状況は変わる。あくまで、他者と比較するのではなく昨日の自分自身との比較が大事である。
自己中心的な人間は精神を病む確率が高い・・・。
先週もセミナー中に話題になったのは、企業内の「うつ病」などの問題。大手ともなると予備軍を入れると相当数いるらしく、個々人の自主管理がとても重要な要素になる。コミュニケーションを学ぶこと、自分を知ること、そして自分を認めること。さらには、他者を理解、受容するための体感的知識を身につけること、が大事だ。こういう時代だからこそこそ「人間力向上セミナー」を必要としている人たちが多いのかもしれないと手前味噌ながら感じる。
午後、月末の「早わかりクラシック音楽講座」の資料作りを少しした。「田園」交響曲が作曲された1808年当時、ベートーヴェンは恋愛に一区切りをつけ、人ではなく「自然」と対峙し、自らの内面を省みる時期だったようだ。当時は難聴が進み、いよいよ後期の深遠な内なる世界に入り込む直前の状況。人間ではなく自然というものに意識を向け、「神」への祈りを音化した音楽を創り始める。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59-1「ラズモフスキー第1番」
アルバン・ベルク四重奏団
厳密には「ラズモフスキー四重奏曲」は「傑作の森」ピーク時(1805~1806年)の作曲。中期の楽曲の中でも雄大な印象を与える名曲である。特に第3楽章、アダージョ・モルト・メストは涙を誘う慈愛に満ちた緊張感のある感動的な音楽。若き日のアルバン・ベルク四重奏団の切れ味鋭い演奏と相まってベートーヴェン壮年期の心理がとても上手に描かれる。名演だ。
久しぶりの雨の中、21:00から渋谷のとあるベンチャー企業でミーティング。4月初旬に「新人研修」を開催したいということで協力要請が突如来た。2時間みっちりとコンテンツ決めをし、正式にGoサインが出る。とにかくチャレンジだ!
何だか24時間営業のよう(笑)
※明日20日(祝)~22日(土)までは岐阜、滋賀方面に旅をするためブログはお休みです。23日(日)に再開予定。
⇒旧ブログへ