ポール・ヴェルレーヌ

faure_1_hubeau.jpg今日は丸一日休養日。本当は夜「ES講座」の予定が入っていたが、学生の都合によりキャンセルになった。予定が何もない一日は久しぶりかな。午前中、週末のセミナー用の必要物を買出しに出掛け、午後は書棚の整理にあてる。1年前の引越し以来、文庫本一式をピアノ部屋の奥の方にしまっておいたのだが、ここ最近急に読み返す必要があり、近くに置いておきたいと思い、入れ替え作業をしたのだ。
昨日も書いたが、ここのところドビュッシーを集中的に聴いており、同時代の詩人であるポール・ヴェルレーヌの詩集が確かあったかと思い、探してみた。しかし、どうやら「ヴェルレーヌ詩集」は持っていなかったらしい。ヴェルレーヌといえば、上田敏名訳の「落葉」が夙に有名。「秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」というやつだ。

ポール・ヴェルレーヌの「月の光」という詩にガブリエル・フォーレが曲をつけている。

君の心は選りすぐりの風景画だ
その中でとりどりの仮面をつけて魅惑的な衣装をまとい
リュートを弾き、踊りながら歩く人々は
奇抜な仮装の下で何故か悲しげにみえる

愛の勝利や成功した人生を
短調で歌う彼らはしかし
自らの幸せを信じているようでもなく
その歌声は月の光に溶けてゆく

梢の鳥たちに夢見させ
大理石の彫像の間のしなやかな噴水を
恍惚とすすり泣かせる
悲しげで美しい月の光の中に

フォーレ:ノクチュルヌ(夜想曲)全集
ジャン・ユボー(ピアノ)

ショパンの影響を受けながら独自の世界を築くフォーレのピアノ世界。今宵は「春の月」を愛でながらフランス近代音楽にでも浸ろうか・・・。

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