Facebookが面白い

1年半以上前に招待を受け、一応登録しておいたものの、使い方が全くわからずそのままにしておいたFacebookだが、ここ数ヶ月の盛り上がりのお陰か、友達も増えメッセージが頻繁に入るようになった。先日のエルーデ・サロンでの勉強会も「なるほど」と唸らせられる内容だったし、次回はぜひ参加したいので情報が欲しいという方も大勢だから、これは大いに使える新しいツールとしてより世間に広まることと思う(逆にTwitterにはそれほど魅力を感じなかった)。

とはいえ、ネットの奥は深い。片手間でやってもまったくもって不十分。整備する時間がなかなかとれないので、少しずつ使いこなしていければと思っている。

ちなみに、すっかり忘れていた名前もあるのだが、何より大学卒業以来の友人や20年来の友達などと簡単に「つながれる」ところが吃驚。友人の誰かとつながっていたり、発見されて突然メールが届いたり・・・。いや、とにかく興味深い。ビジネスにつながっていくかどうかということより人間関係の発掘などには最適のツールかな。感動。

ところで、Phil Collinsが再度引退を表明したようだ。こちらもすっかり忘れてしまっていた名前。とはいえ、1980年代の絶頂期に真っ正面から聴き込んでいたアーティストだけに懐かしいやら残念やら、様々な想いが交錯する。まだまだ還暦の年ということだが全世界で1億枚以上のアルバムをセールスしたということだし、いくら「才能」とはいえもう十分だろうし、はっきり言って枯渇しているかもしれないし・・・。「やることはやりきった」ということで許すことにする・・・(笑)。

どちらかというと僕はPeter Gabriel派。Genesisについても若い頃はPeter在籍時の初期のものを絶賛していたが、何の何の・・・、いわゆるポップス路線まっしぐらのPhil Genesisも馬鹿にはできない。それどころか、20数年を経た今聴いても色褪せない(Peter Genesisが少々古臭い印象を与えるのに比べ)。

Genesis:Invisible Touch

Personnel
Tony Banks(keyboards, synth bass)
Phil Collins(drums, vocals, percussion)
Mike Rutherford(guitars, bass)

不滅のトリオ。明らかにPhilのバンドと化しているかのように、そう当時は、玄人筋からはGenesisである必然性が感じられないと揶揄されたようにも記憶するが、見事に調和がとれており、やっぱりTonyのキーボードやMikeのギターがなくてはならない。ロック音楽をかじり始めたばかりの大学生であった僕はいわばかっこうつけでプログレ派を標榜していたのだと今になって思う。要は英国プログレッシブ・ロックのわかりにくさをいかにも「高尚」だと勘違いしていたということ。そう、何も理解しないままPeter Genesisを支持していたのだが、それは若気の至り。前期Genesisも後期Genesisもロック史上なくてはならないバンドなり。

さて、お口直しにPeter Gabrielでも聴くとするか・・・。(笑)

 

 

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4 COMMENTS

雅之

おはようございます。
インターネット社会の最大の弊害のひとつは匿名での無責任な発言だと思いますので、Facebookの実名登録制こそが理想なんでしょね。
ついでに言えば、日本では、欧米など諸外国と異なり、匿名ブログが主流ですが、匿名ブログで自慢話をほのめかすって一体何の意味があるのかと、よく疑問に思います。岡本さんの実名ブログには敬意を表したいです。

プログレは、ライヴよりも、密室作業で作り込んだスタジオ録音の音盤を聴くのが理想ですよね。プログレ・バンドは顔写真をジャケットに使用しないことが多いし、EL&P「展覧会の絵」など一部の例外を除いてスタジオ録音のほうがライヴ録音よりもいいです。「顔を見ることができない」という意味において、プログレ音盤を聴くことは、匿名ブログを読む行為に近いのか?(笑)

ポップス路線まっしぐらで、世界で一番忙しかった男Phil Collinsは、彼なりに、Facebook的に、匿名ブログ的閉鎖性に風穴を開け、プログレ的閉じたアルバム空間からの脱出、解放を目指したのか?(笑)

大槻ケンジなんかは、「プログレって、たいがいお父さん世代以降の人が聴いている場合が多いんだけれど、そのファッションにしても、「俺はちょい不良オヤジにはならないぞ!」」っていう姿勢が感じられる。ちょい不良系を目指す人は、エリック・クラプトンとかを聴いてるんじゃないかな。」(ロック・クラシック研究会/編  プログレッシブ・ロック入門 河出書房新社 182ページより)とか言っていますが、フィル・コリンズの大衆路線が鼻に付く人も、エリック・クラプトンともまた違う意味で、自身の美学からは外れているんでしょうね。

私のこれからの残された人生、エリック・クラプトンか、フィル・コリンズか、カラヤンが一番好きな人と、よい友人関係を構築してみたいです(笑)。

返信する
岡本 浩和

>雅之様
おはようございます。
おっしゃるとおりだと僕も思います。
Facebookの実名登録は、当たり前のことなんですが画期的です。忘れていた懐かしい面々とまたつながれるという感動が何よりです。

>プログレ音盤を聴くことは、匿名ブログを読む行為に近い
そうかもですね。基本的にスタジオ録音が良いと僕も思いますが、例えば70年代クリムゾンのパフォーマンスはライヴも最高に良いですよ(エネルギーの密度が半端でないです。あと、1990年にNHKホールで実際に聴いたA,B,W&H(クリス・スクワイア抜きのイエス)のライヴもスタジオ録音に勝るとも劣らない完璧な演奏だったことを付け加えておきます(Close to the edgeなど、スタジオ録音のあのままを完璧に再現していました)。

>Phil Collinsは、彼なりに、Facebook的に、匿名ブログ的閉鎖性に風穴を開け、プログレ的閉じたアルバム空間からの脱出、解放を目指したのか?

上手い!!同感です。

>私のこれからの残された人生、エリック・クラプトンか、フィル・コリンズか、カラヤンが一番好きな人と、よい友人関係を構築してみたい

いいですねぇ!!僕も大人になってはじめてフィルとカラヤンの価値がわかったように思います。(僕的にはクラプトンは他2人とは同列じゃないです)

返信する
畑山千恵子

私もFacebookに登録しています。さまざまな方々とメッセージを送ったり、コメントを出し合ったりしています。グレン・グールドの評伝「3本足のロマンス」の著者ケイティ・ハフナー女史など、いろいろです。
グールドのことではハフナー女史の他に、ミーナ・シュロス女史、ティム・ペイジ氏とも意見交換しています。他にもマイケル・クラークソン氏、ロバート・シルヴァーマン氏とも意見交換し、私なりの考えを深めています。

返信する
岡本 浩和

>畑山千恵子様
こんばんは。
畑山さんもFacebookをやられているんですね。これは面白いツールですね。
いろいろな専門家の方ともつながってらっしゃるとは!!素晴らしいです。

返信する

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