半ば前後不覚になりながらも友人たちと飲みながら語り合うことはとても楽しい。今日は本当に酔った。とはいえ、そんなには呑んでいない。と思う・・・。
そういえば、こういう状態の時には古き良き時代のパリの喧騒がよく似合う気がする。20世紀初頭のアンニュイなキャバレー風の音楽。
ミヨー:バレエ音楽「世界の創造」作品81
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団
とても陽気だ。でも、その「陽気」な中に妙な「翳」がある。当時のパリは病んでいたのでは。ゆえにヒトラーにより占領された。ヒトラーは「世界の創造」を試みようとして失敗した。だから悪人になった。
本当は「善」も「悪」も無いと思う。やっぱり表裏一体だ。ミヨーの音楽が訴えかけてくる。
あぁ、何というかその・・・。
追記
酔ったその夜は、夜明け前に目が覚める。
かの「春の祭典」の衝撃的な初演から10年後、件のシャンゼリゼ劇場に初演されたミヨーのバレエ音楽。アメリカ訪問で感激したジャズの手法をいち早く取り入れたこの音楽は、黒人によるバレエを想定して書かれているらしい。
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