洒落たBGM

午後からほぼ丸一日、「東京ハガキまつり」というイベントに参加させていただいた。何をするイベントなのか右も左もわからないまま14:00からの講演会、そして17:30からの懇親会、さらには2 次会と梯子するにつれ、そこに集まっている方々の「温かさ」や自ずと湧き出ずる「優しさ」に触れ、あらためて人のつながりの大切さや人と人の出逢いの素晴らしさというものを実感させられた。ある人は毎日何通ものハガキを出逢った人に書くという。それも何年も続けているのだとか。今の世の中携帯電話や電子メールが当たり前の時代。そういう時代にこそ自筆の複写ハガキによる手紙はとても「人に優しい」のだろう。今日のイベントにも遠く広島や静岡からメンバーが集まり、参加者全てにとってとても有意義な会であったろうことは想像に難くない。手紙を受け取る人のことを想い、自分のことではなくどうすれば相手が喜んでくれるのかを念頭に置きながら一字一字魂を込め筆を執る作業。大変だがどうやら病みつきになりそうだ。

ついでに2次会では毎月1回の新宿での早朝掃除の会というもののお誘いを受けた。中には上場企業の経営者なども混じり100人以上が一斉に駅周辺などを徹底的に掃除するのだという。これも興味津々。毎月第3木曜日の午前5:50に東口集合ということなので、来月早速参加してみようと思う。

サティ:ピアノ作品集
パスカル・ロジェ(ピアノ)

ジムノペディ第1番、「お前が欲しい」、などなどエリック・サティの音楽は洒脱で軽妙。しかも、その中に何とも表現し難い退廃感を秘める。昨日聴いたミヨーの音楽のいわゆる「騒々しさ」とは正反対の印象を与えるのだが、実はこの二人は接点もあり、当時のヨーロッパで一世を風靡していたロシア・バレエ団のディアギレフとミヨーの仲をサティがとりもったという話は夙に有名。
疲れた一日の締めくくりにバック・グラウンド・ミュージックとして聴くにはもってこいの音楽、それがエリック・サティの音楽だ。

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