音のメッセージ

最近の紙ジャケブームに乗っかり、いつだったかTOTOのアルバムをまとめて買った。
まとめてとはいえ購入したのは6枚目まで。要は、そこまではきちっとオン・タイムで追っかけて一応聴いていたということである。
僕の高校生時代(1979〜1981)は彼らのデビュー直後と重なっており、ちょうどクラスではアルバムが発表されるたびに話題になったものだ。しかし、当時クラシック音楽一辺倒だった僕は基本的にロックというものを馬鹿にしていた。
ロック音楽に目覚めるのは大学に入学した直後、ビートルズを知ってからのこと。以降、ロックは様々聴いた。もちろんTOTOもしっかり聴いた。

紙ジャケ・アルバムまで購入しておいて言うのも何だが、音楽性満点で技術も完璧(友人に聞くとライブの再現性も完璧らしい)なのだが、心に染み渡らないのである。どうもカラヤンの音楽とオーバーラップしてしまう。

当時同じように産業ロック扱いされた「ボストン」とは明らかに次元が違う。
ボストンは真面目にしっかりとスピーカーの前に「正座」して聴く音楽。
一方のTOTOはBGM的に「ながら」で聴く音楽。
ただ「良い悪い」の問題ではないから好き好きだろう。

いずれにしろ、音楽的に専門的なことは僕には説明できない。でもおそらく、「何か音の作り(物理的なことだけじゃなく、その音にこめる想い、メッセージも含め)」そのものに答えがあるのだろう。誰か説明してくれる人いないかしら。

TOTO:「宇宙の騎士」

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