アルト・リコーダーを手に入れました(笑)

2日間缶詰状態だったので随分疲れた。とはいえ、得るもの多し。先生の話を聴きながら、そして受講生の多くの質問に滞りなく対処してゆく姿を見せていただきながら経験の大切さと、人を大事に扱うことの重要さを再確認させていただいた。人が数十人集まれば、自ずとグループ・ダイナミクスが発揮される。人が人によって刺激され、一歩一歩成長してゆく姿を目の当たりにする(人が人の影響を受け、傷を舐め合い、マイナスに引っ張り合うという逆のパターンもあるけど)。誰もが「人とのつながり」で生きているということかな(ゆえに、音楽もその時代と人とのつながりを軸に追っていくと極めて面白いのである)。

少し頭を冷やすのに、ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの「歌曲集」でもと思ったが止めた(また今度)。

涙のパヴァーヌ~ブロックフローテとリュートの魅力
・テレマン:ブロックフローテと通奏低音のためのソナタへ長調
・J.S.バッハ:前奏曲ハ短調BWV999
・J.S.バッハ:フーガト短調BWV1000
・ヘンデル:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタイ短調作品1-4
・ダウランド:デンマーク王のガイヤルド
・ヴァン・エイク:涙のパヴァーヌ
・ヴァン・エイク:ブロックフレーテのための変奏曲
・カー:イタリア風グラウンドによるディヴィジョン
・作者不詳:グリーンスリーヴスによる変奏曲
ハンス=マルティン・リンデ(ブロックフレーテ)
コンラート・ラゴスニッヒ(リュート、ギター)

ついに教則本と共にアルト・リコーダーを手に入れた。某校長先生の影響もあろうが、演奏するには一番手っ取り早いかと。それに何よりリコーダーの音色が好き。とはいえ、悪夢も蘇る(笑)。小学校の時、音楽の時間でソプラノ・リコーダーが必修だった(今もそうかな?)。中学になるとアルトが必修になる。そこで僕は、最初から躓いた。できない・・・(汗)。何と運指が違うのである。ちなみに、ソプラノはジャーマン式、アルトはバロック式。両者は全然違う代物だが、そんなことは当時教わらなかった(ように記憶する)。きちんと理屈を教わってやっていれば嫌いにならずにもっと上達していたかも(笑)。子どもを勉強好きにも勉強嫌いにするのも先生の問題ということなり。本当なら好奇心旺盛な若者の「学ぶこと」に対する意欲を削ぎ落とさないように僕自身も真剣に彼らに立ち向かおう。それと、今度こそ3日坊主にならないようがんばる。


7 COMMENTS

雅之

おはようございます。

楽器、ついに始められるんですね!! 最大限の敬意を表したいです。
アルト・リコーダー、素晴らしいと思います。私も魅せられ憧れている楽器です。
私も、この楽器については知らないことも多く、他の楽器同様、
奥がとても深いのだろうと思います。

私のリクエストは、大好きなテレマンの楽曲なら何でも!!(笑)

3・11以後、「自分で主体的に演奏してみる」ことの大切さ、意義が、
もうひとつ加わったような気がしています。

電気を食うオーディオ趣味に、多くの時間を費やすって、
「節電」を強く求められる昨今のご時世、ちょっと後ろめたいと感じている、
同好の士が多くなってきてるようです。

http://blogs.yahoo.co.jp/june15home/11433676.html

http://ameblo.jp/audioniravana/entry-10887618879.html

私も、漠然と似たことを考えていて、音盤を聴くという趣味に、
前ほど熱が入らなくなりました。
皆さん、趣味への意識が、昨年までと同じままではマズイと感じておられるようです。

アルト・リコーダーをご自分で演奏され楽しむって、
もっとも地球環境に負荷をかけない趣味のひとつかもしれませんね。
見習いたいものです。

返信する
岡本 浩和

>雅之様
こんにちは。
いろいろとコメント上でプレッシャーをかけていただいたお陰ですね(笑)。
ともかくこれなら続けられるんじゃなかろうかという(甘い?!)楽器を選びました。
地道に少しずつやっていきます。(まずは独習で)

>電気を食うオーディオ趣味に、多くの時間を費やすって、
「節電」を強く求められる昨今のご時世、ちょっと後ろめたいと感じている、
同好の士が多くなってきてるようです。

3/11以降、本当に価値観が随分変わりましたよね。いろんな意味で良くなっていく事を願っています。
ところで、だいぶ先の話ですが(といっても半年後)、12月3日(土)に前から愛知がお話ししてましたアマチュア出演のクリスマスコンサートを開催することに決定しました。詳細はあらためてご案内しますが、雅之さんもぜひヴィオラでご出演なさってみてはいかがでしょうか?(それに向けて僕もリコーダーを練習するつもりです)
目標があると人間は俄然力を発揮しますからね!(笑)
愛知とし子の伴奏で雅之さんのヒンデミットあたりを聴いてみたいです。

返信する
雅之

>ヒンデミットあたりを聴いてみたいです。

ちょちょちょちょちょっと!!!
それはハードルがあまりにも高すぎです!!!!!!(汗)
無理!!(笑)

それを言うなら岡本さんも、先生と一緒に、
ヒンデミット:「プレン音楽祭のためのリコーダー・トリオ」
http://j-ken.com/category/all/data/728380/
なんてどう?

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B00005MVVH/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1307957894&sr=1-1

とにかく、楽しみになりました!!!

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。
やっぱりヒンデミットは厳しいですか・・・?(苦笑)
失礼しました・・・、僕にも当然無理です。
それにしても「プレン音楽祭のためのリコーダー・トリオ」という曲は初めて聴きました。少しだけ試聴しましたが、いい曲ですね。これはまた音盤が欲しくなりました。

ということで12月3日はご参加ということで・・・。いやぁ、楽しみだなぁ!!

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