システム思考ワークショップと称して、「ビール・ゲーム」の体験会を開催した。
これは、サプライ・チェーン・マネジメントの問題をシンプルかつ全体観をもって理解するために1950年代にマサチューセッツ工科大学で開発されたオープン・プログラムである。シミュレーションを通して「全体最適と部分最適の問題」、「組織間のコミュニケーションの問題」、「意思決定が組織全体に与える影響」などを学習するのだが、いかに人が思い込みの中で生活しているか、あるいは指示の出し方、受け方が特に仕事をするうえで重要かが体感的に理解できてとても良かった。
全体俯瞰の重要性。そういう僕はやっぱり思い込みが激しい(苦笑)。どちらかというと一点に目がいってしまい、短期的な視点でしかものを考えられないという弱点を持つ。やっぱり一歩引いて大枠を捉える訓練が必要かな・・・(その意味でも合気道は勉強になる)。
ただし、あくまで自分に正直に、そして力まず・・・。
相変わらずマイルス周辺の音楽を・・・(それこそ全体俯瞰のため・・・笑)、夜半にジョージ・ベンソン。
1976年度グラミー賞を受賞した本作は、ジャズ系ミュージシャンの受賞が64年のスタン・ゲッツ以来の快挙だったというが、なるほどこの脱力的まっすぐな音楽は極めて爽快で、聴いていて一向に疲れず、心地良い眠りにも誘ってくれる・・・。ジョージ・ベンソンはギターの腕前もさることながら歌が上手い!!
さて、明日も朝稽古。風呂で温まってから寝ることにする。グッナイッ!
おはようございます。
>いかに人が思い込みの中で生活しているか
ベタですが、「超バカの壁」(養老 孟司 著)を!
http://www.amazon.co.jp/%E8%B6%85%E3%83%90%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%A3%81-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8-149-%E9%A4%8A%E8%80%81-%E5%AD%9F%E5%8F%B8/dp/4106101491/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1322083699&sr=1-2
>雅之様
おはようございます。
「バカの壁」は読みましたが、「超」の方は未読です。読んでみます。
ありがとうございます。
[…] エレクトリック・マイルスの嚆矢。1960年代末の混沌を打破する意思が働いたのか、本作に収められたアコースティックとエレクトリックが入り乱れる楽曲たちはいずれも挑戦的だ(ただし、現在の耳で聴くと当たり前だがそれほど斬新には聞こえない)。当時のマイルス信奉者は戸惑ったのでは?(Bob Dylanがいきなりステージにエレキを抱えて登場し、”Like A Rolling Stone”を演った時のように) それでも、この発想があったから後の新たな潮流(フュージョン)があるのである。 僕が思うに、そもそもこのアルバムのタイトルとジャケットがすべてを言い表している。 まさに鳥の目で俯瞰する天才の全体観と複雑性を理解する力。世界のすべてが、空間も時間もすべてがつながっているんだということをわかって(無意識だろうが)マイルス・デイヴィスは自身の音楽に対峙していたのである。 そもそも、マイルス・チルドレンといわれる面々のその後の活躍ぶりはいかばかりか。 先見の明と、才能を見抜く力と引き出す能力と・・・。 ちなみに、第2曲”Paraphernalia”(がらくた、あるいは不用品という意味だが、いかにも逆説的なタイトルだ)ではジョージ・ベンソンがギターを弾く。 見事に調和し、素敵な音楽が奏でられる。 すべての楽曲がかっこ良すぎる・・・。 […]