第3章のはじまり・・・

昨日は新月だった。
いよいよ第3章がスタートする。
こんな展開になるとは予想もしなかったが、MT4の不具合により悪戦苦闘の末、次なるページに歩を進めるべきだと判断し、全てを一新した。過去に拘るわけではないが、記事やコメントは貴重なものが多いので、基本的に全てを移行(第2章については別アドレスに設置)。ただし、2月20日頃からトラブルが起こったため、それ以降の10記事ほどの移行がどうしてもうまくゆかず、その間のコメントについては第3章の記事最下部にリンクを貼ることで対処する。

さて、まだまだ記事中のリンク切れや画像がうまく読み込めないなどの問題もあるし、カテゴリー分け、タグ付けもできていない状態なので、折を見て一つずつ整理していく予定。それと、プラットフォームをWordpressに変更したので、ハウツーも学習する必要があるし。

ということで、新しい幕開けにはやっぱりバッハを。

J.S.バッハ:6大宗教曲ボックス
・ヨハネ受難曲BWV245(1749年版)
ゲルト・テュルク(テノール)
浦野智行(バス)
イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)
米良美一(カウンターテノール)
櫻田亮(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン

「マタイ」を聴くには相応の時間とエネルギーが必要だ。もちろん「ヨハネ」についても同様きちんと対峙するに越したことはないが、より「楽に」取り出せ、聴けるところが好き。ということで、最近はバッハの宗教曲を聴くなら圧倒的に「ヨハネ」を取り出す機会が多くなった。
以前から書いているが、僕の弱点は鈴木雅明氏の実演にいまだ触れていないこと。涙が出るほど美しいBCJのバッハをぜひとも体感したい。新たな出発の日に、この名盤を聴きながらより強くそれを感じる。

※このボックス・セットは本当に素敵。「ロ短調ミサ」も「マタイ受難曲」も泣きたくなるほどきれい。自然で調和的で・・・。


5 COMMENTS

EBJ

 いつもお世話になっております。
 昨日はありがとうございました。特に、職業的音楽家としてのフランツ・リストの生涯を知り、見習うべき点が多々あることに驚きを感じました。
 さて、第3章のBLOG、とても素敵ですね。モダンな感じがするし、とても洗練されていると思います。今後とも、旺盛な情報発信と考察を楽しみにしております。

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雅之

第3章スタート、おめでとうございます。
ますます、進化・深化しそうですね(笑)。

鈴木雅明氏指揮の実演は、昔、「マタイ受難曲」を一度だけ聴いたことがあります。
ご存じのように、私は現在主流のピリオド奏法には、歴史的により忠実だという多くのピリオド派演奏家の主張に強い疑問を持っていますが、日本人の感性にも無理なく受け入れられる自然で清らかな鈴木氏のバッハは、これはこれで素晴らしいと思っています。

鈴木氏の「ヨハネ受難曲 第4版」については、別な時期に収録したDVD
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1391766
も持っており、これが滅法面白いです。

いつも、勉強させていただき多大なお世話になっているKenichi Yamagishi 氏のサイト
http://classic.music.coocan.jp/sacred/bach/johannes.htm
より、
・・・・・・映像を見てちょっと驚いたのは、ソリストとして前列にいるのが福音史家テュルクのみで、あとは後列の合唱が16人いるだけ、ということである。つまりペテロ・ピラト役の浦野智行の隣でイエス役のマクロウドも合唱・コラールも歌っているのだ。さらに、テノールのアリアは福音史家テュルクが歌うのはともかくとして、バスのアリアを浦野ではなくマクロウドが歌っている。当然、他のパートのソリストも合唱兼任である。
 こんな「人件費節約型」のライヴは、全編がドラマになっている「マタイ受難曲」では考えられないことだろう。「ドラマ」ではなく「禅問答」のような「ヨハネ受難曲」ならではの編成といえよう。・・・・・・

私はこれを読み興味を持ち、DVDを先に鑑賞してからご紹介の盤のほうを聴いたのですが、二つの演奏の相違点がよくわかり、鈴木氏の解釈への理解もより深まりました。このサイトに感謝しています。「禅問答」である「ヨハネ受難曲」は、日本人には、むしろ「マタイ受難曲」より向いているのかもしれないですね(笑)。

※昨夜NHK教育テレビの録画で、シフの弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番~第32番(2月20日 紀尾井ホール)を鑑賞しました。全般的に極めて優れた演奏だと思いましたが、第32番は、愛知とし子さんによる、昨年実演で接した解釈のほうが、私にはずっと心の奥まで届きました。こちらは、愛知とし子さんが日本人だから、というレベルの話ではないです。

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岡本 浩和

>EBJ様
こんばんは。
こちらこそ昨日はありがとうございました。リストという作曲家については僕も結構勉強させられました。
興味深いですよね。
今後ともよろしくお願いします。

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。いろいろとお騒がせしました。
心機一転、無事復活です(笑)。ご紹介のDVDは残念ながら観ておりません。Yamagichi氏のサイトを読んでみると俄然観たくなりました。興味深いです。機会を作って勉強したいと思います。毎々ありがとうございます。

それと、NHKも観なかったので何とも言えませんが、愛知とし子の方が良かったって本当ですか?!
昨年のは小さなホールでの、しかも実演体験ですからね・・・。映像での鑑賞だとだいぶハンデがあるんじゃないでしょうか。シフが可哀そうです(笑)。

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アレグロ・コン・ブリオ~第4章 » Blog Archive » 第4章突入!~起承転「結」

[…] 第1章、2007年5月8日~2008年12月8日、正味556記事。第2章が翌12月9日~2011年3月5日の772記事。そして第3章はその翌々日から昨日まで(192記事)脈々と書き継いできたが、章変えをするその時々に避けられない様々な事情・出来事があり、自分で言うのもおかしいが、まさに波乱万丈。人生の「結び」の時期にいよいよ入るのか?!などと勝手に空想しているが(笑)、ともかく本日より第4章に突入することにする(まさに「起承転結」という4部構成の形になりそう)。 […]

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