自信こそ変化、成長の元

mozart_33_bohm.jpg人が成長してゆく姿を見ると嬉しくなる。
K君が3月から大阪に転勤する。そもそも本社が大阪にある大企業なのだから、いよいよ大きな夢を叶えるための第一歩踏み出したというところだろう。それに、彼はもともと関西の人間だし・・・。K君には1年半前に「ワークショップZERO」を受講していただいた(そして10ヶ月前に再受講も)。初対面から真面目で人当たりのいい性格を醸し出してはいたが、その内に秘める闘志のようなものは人一倍強く、前向きで行動的なところがかっこいい。
恵比寿の「ジャックポット」で、共に受講いただいた同期メンバーとのK君送別会。
学生N君曰く「セミナーを受講して以来、彼女から『本当に変ったね。そのセミナーは凄い!』と驚かれている。それに、お陰で第一志望の企業に内定をいただき、4月から希望をあらたに新社会人として頑張っていける」と。とても大学4年生とは思えないほど、考えや行動がしっかりしている。セミナーのお陰と言われると気恥ずかしいが、実際その通りなのだろう(自画自賛・・・笑)。
同じく公認会計士E君曰く「自分の成長もさることながら、人間関係が見違えるほど良くなった。それに、自信が持てるようになったから独立できた」のだと。素晴らしい!

そして、K君。ここ数ヶ月の急激な展開。前のめりに突き進む姿が微笑ましい。
こういう人間関係をわずかな時間の中で作り、共有できるところがセミナーの良いところ。明日いよいよ福岡入りだが、週末のセミナーも最高のものにしたい。

モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調K.319
カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

最も脂ののっているころのベームがベルリン・フィルと録音した交響曲集から。ムラヴィンスキーやカルロス・クライバーの十八番である天才アマデウスの第33番シンフォニー。後期6大交響曲と比べるとさすがに見劣りする感はあるが、じっくり腰を据えて聴くと、様々な発見のある佳作。全盛期のベームのモーツァルトは、踏み外すことなく、とはいえ決して優等生的でもなく、テンポもバランスも理想的で、どこをどう切っても素晴らしい出来。これまでほとんど無視してきてた楽曲だが、感性に変化が訪れたのかここのところピンポイントで僕の心をくすぐる。

人はひとたび「自信」を得ると、猛烈なスピードで変化し、成長する。「自信」とはすなわち「受容」。そして、「信」ずる「者」と書いて「儲」と書くように、そうなることで金銭的にも一層潤うようになる。ただし、儲けたお金は自分のために使うのではなく、世のため人のために使うこと。これこそまさに究極の真理なり。


3 COMMENTS

雅之

おはようございます。
いよいよ福岡のセミナー開催ですね!益々のご成功をお祈りいたします。
33番は29番とともにモーツァルトの交響曲を聴き始めた高校生だったころから好きな曲です。おっしゃるようにムラヴィンスキーやカルロス・クライバーの審美眼にもかなっただけのことはある名曲だと思います。ハイドンでいえば、他の後期の交響曲を差し置いてでもフルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュ等が競って録音した88番「V字」のようなものでしょうか。
ベーム&ベルリンフィルのモーツァルトの交響曲全集は、私にとってはバイブルのように敬う別格の存在です。これ、本当はLPの音で聴きたいんですよね。昔愛着のあったLPを処分してCDに買い替え、ちょっと後悔しています。
ただ、それとは別に、この世代までの指揮者についてはライヴの凄さを知ってしまうと、セッション録音を聴いてどうしても半信半疑になってしまうのも事実です。そういう意味で信用できる記録として、この曲のベーム指揮の状態のよいライヴ録音が出るのを期待しています。
現在のところ私のお気に入りベストは、ヨッフム&ACOの1986年来日公演のライヴのDVDです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2582492
ブルックナーの7番共々、文句の付けようのない超名演です。現役の指揮者でこんな神々しい境地に誰が達しているでしょう?

返信する
岡本 浩和

>雅之様
おはようございます。
福岡はがんばってまいります。応援ありがとうございます。
>ハイドンでいえば、他の後期の交響曲を差し置いてでもフルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュ等が競って録音した88番「V字」のようなものでしょうか。
おっしゃるとおりですね。それにしても「33」とか「88」というぞろ目であるのに興味を持ってしまいます(ちなみに、3はリズム、つながり、調和を、8は永遠の流れ、無限の光、循環を表しています)。
>これ、本当はLPの音で聴きたいんですよね。昔愛着のあったLPを処分してCDに買い替え、ちょっと後悔しています。
そうですよね。僕はLPでは所有しておりませんでしたが、いい感じの音で鳴るんでしょうね。
>信用できる記録として、この曲のベーム指揮の状態のよいライヴ録音が出るのを期待しています。
なるほど、確かに。同感です。
>ブルックナーの7番共々、文句の付けようのない超名演
あー、これはほんとに名演です。最高ですね。

返信する

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

アレグロ・コン・ブリオをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む