恋する兵士

o_sole_mio_pavarotti.jpg前にも書いたが、最近「謙虚」という言葉がよく耳に飛び込んで来る。「内なる声」に耳を傾けてみても「謙虚であれ」と聴こえる。自分が学んできたことを、あるいは追究してきたことを、自信を持って提示しようと力めば力むほど「謙虚」という字が脳裏を掠める。まるで「矛盾」するかのように。でも、よく考えると「謙虚」とは、決して下手に出て、自己卑下するということではない。あまり自分を出さず、大人しくしているということでもない。確実に相手に理解していただくために、ひとつひとつ噛み砕いて「わかる言葉」で確認しながら交流を図ることなのだと特に最近思うのである。要は、コミュニケーションの基本であると思うのだ。それでも余裕がなくなると(精神的にも物理的にも)、ついつい一方通行的になってしまう。

勝川ルネック(愛知県春日井市)にて「3hショートセミナー」。つい10日ほど前の告知であったにもかかわらず12名の方にご参加いただいた。いつものように「人間力とは関係構築力なり」、「関係の質を向上させることが結果を導く秘訣である」など「コミュニケーション」ついていくつかのワークを取り入れながら進めた。ともかく3時間は短い。若干消化不良に陥ったのではないかと心配するほどいろんなことを詰め込みすぎたかもしれない。僕がしゃべり過ぎるのだ。本当はご参加いただいた方々個人の「感想」や「ご意見」を中心に、あくまで自然の流れの中で「人間力」というものに少しでも触れていただくというのがベストなのだろうが、ついつい力が入り、予定時間をオーバーしてしまう。「等身大の自分を受け容れる」、「等身大のその人を理解する」ということを今回もお話させていただいたが、「ありのまま」を直視し、受容するのは本当に難しい。ひとつひとつ経験を重ね、セミナーを語るのではなく、セミナーに語らしめるよう内容をブラッシュアップしていくことが目下の課題。ご参加いただいた皆様には感謝します。

ところで、昼食には義父母と岐阜県恵那市にある「PAPA@KITCHEN」を訪れた。留美が実家に戻り、ご両親と共に経営している素敵なお店。彼女の手料理はもともと評判高く美味しいのは間違いないと思っていたが、やっぱり美味い。前菜として自家製の寄せ豆腐(?)と、メインの菜食コロッケ(小鉢、ご飯&味噌汁付)。デザートには黒ゴマプディングをサービスまでしていただき・・・。
1年ほど前、自身の方向性で悩んでいたとは思えないほど、彼女の生き生きとしている姿を見て本当に良かったなと感動さえする。人はやっぱり自分ができることを全力でやり、人に喜んでいただくことで輝くものなんだと再確認した。実に実りある岐阜・愛知方面3日間の旅だった。

ちょうど正午に東京に戻った。気持ちの良い天気で、少々心身を休めようとゆっくりする。何か癒しの音楽をと、まずはムター&カラヤンのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲をアナログ盤で。違う・・・。久しぶりにスヴェトラーノフ指揮でチャイコフスキーの第3交響曲。うーん、いまひとつ。やっぱりここはバッハかと、アファナシエフの弾く「平均律クラヴィーア曲集」をかけたが、あまりに学究的でかえって頭が疲れる。今日はもう音楽をなしにしようかと思ったが、「そんな寂しいこというなよ」と語りかけてきた音盤を。

「オ・ソレ・ミオ」~ナポリ民謡集
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
アントン・グァダーニョ指揮ボローニャ歌劇場管弦楽団
ジャンカルロ・キャラメッロ指揮ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

なぜかパヴァロッティ(笑)。まぁ、こういう「頭が働かない」日にはちょうどよい。ところで、僕はカンニオの「恋する兵士」という歌をことのほか愛するのだが、この音楽で忘れられない、そして未だに誰が歌っているのかわからないバージョンが存在する。ご存知の方いらしたら下記の音源が何かをご教示ください。

「ニュイ・ブランシュ・ド・ラ・ダンス」
キーロフ劇場バレエ、ベジャールと二十世紀バレエ団

このLDのラストに収められている、ミシェル・ガスカール、ワディム・グリャエフ、ファルク・ルジマトフ、そしてジョルジュ・ドンというキーロフ・バレエ、二十世紀バレエ団を代表する男性ダンサーがはち切れんばかりの笑顔で交錯し、乱舞する「恋する兵士」。とにかくこの踊りが素晴らしい。そして何より音楽が良い。誰が歌っているのだろう?もう20年以上探し続けているが、いまだに不明・・・。


8 COMMENTS

雅之

こんばんは。
土曜日はありがとうございました。今回も得るところの多い「セミナー」で、昨年教えていただいた内容の重要性を再認識できた、貴重な機会でした。それと「セミナー」を通じていろいろな素敵なかたと出会うことができ、今回も大変感謝しておりますし、懇親会も含め、とても楽しいひと時でした。人の輪は大切ですね。
「3hショートセミナー」は、私には、歌劇の名演奏のハイライト盤に思えました。パヴァロッティ関連でいえば、
http://www.hmv.co.jp/product/detail/47183
ですかね(笑)。でも、内容の重さではパヴァロッティではなく(体重ではないので・・・)、
http://www.hmv.co.jp/userreview/product/list/1071226/
でしょうか?(笑)。
何れにしても、既に二日間コースを受講した人には「ハイライト盤のセミナー」でも充分素晴らしさを満喫できるかと思いますが、初めての人には、やはり、これをきっかけとして「全曲盤セミナー」を体験していただきたいものですね。
パヴァロッティのナポリ民謡集も、とても楽しい録音ですね。
「恋する兵士」の歌手の件は、残念ながら私も知りません。

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ルミ

岡ちゃん、ブログ読んでかんだかこちらまで感動してしまいました。ありがとう。
昨日、岡ちゃんがお店に来てくれて本当に嬉しかった。1年前、思い悩んで岡ちゃんにいろいろと話を聞いてもらった時が懐かしい。あの時、いろいろとはなしてる中で、岡ちゃんが「田舎でお父さんと一緒にお店をやるのがいちばんいいんじゃないの?」って言った岡ちゃんの一言、かなり印象的でした。自分の深い所でもそうしたいって思っていたのかもしれない。そして、本当にそうなったから不思議だね。覚えてる?
そして、自分にできることをして人を笑顔にすることを仕事にしてる今、本当に幸せです。そして、一人ではなく沢山の人に支えられ、その方々のお陰で今の自分があることもとても強く感じます。
また、岐阜に来た際は遊びに来てね。とし子夫人とご一緒に♪

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。こちらこそご参加ありがとうございました。
本当に人の輪って大切ですよね。しみじみ実感いたします。
>「3hショートセミナー」は、私には、歌劇の名演奏のハイライト盤に思えました。
確かに、この「蝶々夫人」はカラヤンらしい名盤です。
内容の重さは「指環」並みですか!?畏れ入りますm(_ _)m
>何れにしても、既に二日間コースを受講した人には「ハイライト盤のセミナー」でも充分素晴らしさを満喫できるかと思いますが、初めての人には、やはり、これをきっかけとして「全曲盤セミナー」を体験していただきたいものですね。
さすがうまいことをおっしゃいます。実際僕も初めての方には2日間コースはぜひやってもらいたいと思ってます。
>「恋する兵士」の歌手の件は、残念ながら私も知りません。
そうですか、、、雅之さんならもしや?と思いましたが。
気長に探すことにします。

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岡本 浩和

>ルミ
お疲れ様。昨日はありがとう。義父母にも好評でした。
もちろん1年前のことは覚えてるよ。実際そのように動いていってるので良かったと思うよ。それに何より生き生きしてるし、お店の「気」もいいしね。うまくいくと思います。
>自分にできることをして人を笑顔にすることを仕事にしてる今
そう、とにかくそれがベスト。誰もがそういう仕事を見つけられれば最高だよね。もちろんまた食べに伺います。その時はまたよろしく。

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もっち

おつかれさまです。
私も最近「謙虚」と言う言葉が聞こえて、リセットされます。
便利です。

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岡本 浩和

>もっち
元気か?仕事はどう?
そう、「謙虚」って微妙だよな・・・。僕もこの言葉にいつも悩まされます。

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sakurako

もう1年以上前のブログなのでご存知かもしれませんが
マッシーモ・ラニエリの「恋する兵士」です。
69年のサンレモ音楽祭のグランプリ受賞者だそう。
YOUTUBEにもあります。

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岡本 浩和

>sakurako様
コメントありがとうございます。
そして何より、ご教示ありがとうございます!!
やっと、喉につっかえていたものが取れたような気持ちです。
本当にありがとうございます。
まずはYoutube観てみます。

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