高原の気温は東京に比べかなり低い。しかも朝夕の温度差が激しい。それでも今日の日中の温度は 24℃と10月中旬とは思えない陽気と快晴でとても気持ちが良い。それに特に夜中などは、都会の喧騒から離れ、全くの静寂が世間を包み、信じられないような深い眠りに誘われ、たった一晩とはいえ心身がすこぶるリフレッシュされた。人は睡眠中の無意識下においても、当然ながら五感が働き、耳が余計な音をキャッチしているようで、日常の雑音が当たり前になっている東京の生活ではおそらく眠っているようで思ったほど眠れていないのだろう。上京した最初の頃、慣れない騒音のためなかなか眠りにつけないことも多々あったように記憶するが、四半世紀もそういう生活に慣らされると、どんなうるさい中でも普通に寝れるようになるわけだから、人間の適応能力の凄さもさることながら、習慣とは恐ろしいものだとふと思った。
朝から相方が弾くピアノの音を耳にしただけで、まる一日「音楽」なしの生活。これはこれで貴重な日常。「音楽」なしとはいえ、外の世界に意識を向けると、風の音、虫の声、鳥の鳴き声がいつも以上に聴こえてくる。とても新鮮・・・。
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