「アイーダ」~「のだめカンタービレ」

aida_muti.jpg今日も一日があっという間に過ぎてゆく。お昼過ぎまでは雨が降っていたものの夕方からは晴れ間がのぞき、すっかり良い天気になった。
朝から雅之さんにお会いして、その時にお借りしたドラマ版「のだめカンタービレ」をゆっくり観ようと思っていたが、簿記講座やカウンセリングなどでバタバタして22:00を過ぎてしまった。明日はGCDFの継続学習の講習で朝から新橋に行かなければならないので、どうしようかと悩みながらこのブログを書いているところだ(まぁどうせ観てしまうのだろうが・・・)。

P社から月末の「リーダーシップ」講座の正式オファーがあり、どういうコンテンツにしようか思案。
夜、いつものラウンジでカウンセリングをしたのだが、「人間力向上セミナー」に参加したいという依頼。やはり今月末にフィックスしようかと考える。
確実に自分自身が進むべき方向が明らかになっているようだ。「思考が現実化する」というのは確かな事実である。

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
モンセラ・カバリエ(ソプラノ)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ニコライ・ギャウロフ(バス)
リッカルド・ムーティ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団ほか

エジプトの捕虜となり奴隷に身を落としていたエチオピア王女アイーダとエジプトの将軍ラダメスが紆余曲折の末、天国で結ばれるという暗い悲劇(その内容に比してヴェルディの創作する音楽は開放的で明るい)。イタリア歌劇のもついかにも予定調和的な展開と音の「明朗さ」が苦手と言えば苦手なのだが、雲間に太陽が差し込む今日のような乾いた黄昏時には妙に相応しい名作なのである。

いまやウィーン・フィルハーモニーの重鎮になっているムーティのオペラ・デビュー盤。かつてウィーン国立歌劇場でムーティの指揮する「フィガロの結婚」を聴いたことがある。颯爽としたテンポが独特だが、味も素っ気もなくまったく好感が持てない。今年9月にもウィーン・フィルの来日公演が予定されているが指揮はムーティで、しかもチケットがS席35,000円、最安席でも12,000円と破格。午前中も話題になったが、あまりに高すぎる。というよりこの金額を出すだけの価値が全く見当たらない。
とはいえ、このデビュー盤の出来は良い。ヴェルディの真髄は管弦楽よりも歌にあるゆえ、オーケストラよりどちらかというと歌手が命であり(僕の勝手な見解です)、カバリエやドミンゴの若き日の最高の歌唱が聴けるところが嬉しい。
それにしても「アイーダ」はかっこいい。もう20年近くも前の話だが、代々木体育館でアレーナ・ディ・ヴェローナの「アイーダ」を聴いた時の感動を思い出す。ヴェルディのオペラ、特にこの「アイーダ」は俄然生の舞台に接してみないとその真髄は理解できない。

※結局、「のだめカンタービレ」Lesson 7(第6話までは以前観た)観た。面白い。

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