静かな誕生日に・・・

とても静かな一日。
世間の自粛モードに便乗したわけではないが、ここ数年で一番寂しい(?)誕生日だったかも(笑)。大勢の仲間に囲まれて祝福を受けるのも良いが、小雨降る寒空の日に、極力節電を心がけようと屋内の暖房をつけず、その代わりに防寒用の膝かけを纏いながらパソコンに向かって先の仕事の準備をするというのも乙なもの。代わりと言っては何だが、Facebook上では何人からもお祝いの言葉をかけていただいた。リアルに会ってコミュニケーションせずとも嬉しいものである。ありがとうございます。

間もなく新年度に入る。世の中の景気がどうなるかはまったくわからない。でもそれは、これまでの価値観を通してみるとわからないというだけで、僕はこれからの日本、あるいは世界、地球がどのように成長してゆくのかとても期待できると確信している。もちろん足元、今この瞬間に我々ひとりひとりがやらなきゃいけないことはたくさんある。災害からの復興、原発問題を筆頭にひとつひとつを丁寧に対処していかなければならない。

昨晩、深夜にテレビをつけた。被災者の「絶対に我が町を復興させてみせる」という力強い言葉を耳にして、沸々とエネルギーが湧いた。希望がみえた。挫折や苦難は人間に勇気とやる気を与えてくれる。少なくとも今回の震災の経験から、日本人ひとりひとりがより謙虚になることと、より愛をもって他人に接することの大切さを学び、そして命の儚さを目の当たりにして、今この瞬間を一生懸命生きることの重要さを身に染みて感じたことだろう。

30年前に観た映画の記憶。実話に基づいたストーリーもさることながら、当時の僕にとって衝撃だったのはヴァンゲリスの音楽。

Vangelis:Chariots Of Fire

1曲目の”Titles”は全米チャートでもNo.1に輝いた作品だから説明不要。それより”Eric’s Theme”の勇気を鼓舞してくれる音楽の何と輝かしいことか。そして、映画のラストシーンでも歌われるWilliam Brakeの詩による”Jerusalem”!!かのEmerson, Lake & Palmerも”Brain Salad Surgery”の中でロック風にアレンジして披露しているが、崇高なのはこのVangelisバージョン。

Bring me my Bow of burning gold:(燃える黄金の弓を)
Bring me my Arrows of desire:(希望の矢を)
Bring me my Spear: O clouds unfold!(そして、槍をぼくにくれ ああ、雲よ消えろ)
Bring me my Chariot of fire!(炎の戦車を ぼくに与えてくれ)


2 COMMENTS

雅之

こんばんは。

>被災者の「絶対に我が町を復興させてみせる」という力強い言葉を耳にして、沸々とエネルギーが湧いた。希望がみえた。挫折や苦難は人間に勇気とやる気を与えてくれる。

3・11大震災の前日、3・10は歴史を紐解くと東京大空襲の日(1945年)。
犠牲者8万3793人。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E8%A5%B2

でもその後ちゃんと復興できた。
そう、今回もきっとできる!!

Vangelis:Chariots Of Fire
さすが、かっこいいです!! 私も好きです!

ところで、今、我が家全員が洗脳されてちょっとしたブームになっているCM。

http://www.youtube.com/watch?v=EsRm78ZSOgc
子供が通う学校でも流行っているようです。
たしかに震災報道一色のテレビ放送の中で、唯一癒されました。

お誕生日おめでとウサギ!!

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。

確かに、震災の前日は東京大空襲の日だったですね。すっかり忘れておりました。
神様は超えられない試練は与えないですからね。きっとできると僕も思います。

あのACのCMってブームになってるんですね?!確かに癒されます。

>お誕生日おめでとウサギ!!

ありがとうございます!!

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