アメリカン・ドリーム

紙ジャケCDが流行っている。既に持っている音盤でもついつい衝動買いしたくなるほど精巧に作られているのが特長だ。特に日本版はそうである。

昨年だったか、イーグルスの紙ジャケ・シリーズが発売されたのを期に「ファースト」から「ロング・ラン」までを購入した。

今日はその中からセカンド・アルバム「ならず者」を取り出して聴く。
もともとジャクソン・ブラウンのバック・バンドだった彼らの創り出す音は古き良きアメリカをモチーフにカントリーっぽい味を付け足したいわば「アメリカン・カントリー・ロック」。

イーグルスというと猫も杓子も「ホテル・カリフォルニア」を推賞し、この曲1曲がやたらにメジャーになっている気がする。確かに20世紀を代表するロックの名曲である。めちゃくちゃかっこいい。しかし、どうも「暗い」のである。歌詞に当時のアメリカ国家に対する絶望と未来への警告を織り込んでいるのだからしょうがないといえばしょうがない。だから、そうそうしょっちゅう聴こうとは思えない「重さ」がどうしてもある。

そういう意味からも敢えて彼らの初々しさとまだまだ「未来への希望と明るさ」が感じられる初期の音盤に注目しよう。

イーグルス:「ならず者」

イーグルスに関してはのめり込んで聴いた記憶はない。
ただ、7月の颯爽とした空気の中で風を感じながら聴くにはもってこいのバンドであることは間違いない。特に初期のアルバムにはその傾向が色濃い。

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